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胡蝶蘭の空鉢の処理について

今日はですね、胡蝶蘭が咲き終わった後の鉢について。陶器の鉢とか鉢の処理についてお話をしたいと思います。
胡蝶蘭を送ったりいただいたことがある方はイメージつくと思うんですけど、お花が咲き終わるといわゆる支柱があったりあとは胡蝶蘭がポットの寄せ植えみたいになっているので、その処理とかしなきゃいけないんですが、お客様側でその処理をやるのが面倒だからだいたいそのまま花屋さんに回収してくださいって連絡をしたり、都市部だと回収に、例えば1鉢1000円〜1500円お金を払って回収してもらったりということが実際には起きています。
ただ、そこにお金払うのもどうかなって思うじゃないですか。お金を払わなかったとしても回収しに来てくださいって言ってお花屋さんが回収に行くのもお花屋さん側としてもちょっとなーって気持ちにはやっぱりなりますよね。
だから現時点ではこれといった解決策が発見されないまま、見出されないまま今に至ってるっていうのが僕が見ている現在地でございます。

例えば最近だとサスティナブルな胡蝶蘭があって、器が紙製だとか、あとはワイヤーが竹籤か何かでちゃんと燃えるゴミとして処理できるようなものが出てきたりとか、そういう商品開発が進んでいるのはそれは素晴らしいことだと思います。
でも一方で圧倒的多数となるのはやはり胡蝶蘭の器がまだ陶器だったり、陶器じゃなくてもプラみたいな鉢だったりするわけなんですけど、そうなるとその器の処理どうしようかなと考えるわけです。二次利用するにもなかなか使えず、ただただ邪魔者として扱われてしまうということがよくあります。
地方の花屋さんだと、回収されたその鉢が山積みになっていて、これどうしようかっていう状態になっている風景もよく見かけます。
で、ずっと前から僕も何とかできないかなと思ってたんですが、エシカルとかSDGsとかそういう叫ばれる時代になってきた中で、そこはやっぱり可能性あるなと思っていて、最近だとプレラブドなんていう言葉もありますよね。
誰かが愛していたっていう意味なんですけど、言い方変えれば中古っていう風に見えちゃうかもしれないですが、この空鉢もまさにそうだと思っていて、プレラブドアイテム、もしくはアップサイクルアイテムとして、この間、知人のアーティストさんにこれを使って、いわゆる画材として活用してもらってアートを描いていただいたんです。
そうしたらめちゃくちゃ素敵になって、写真が送られてきてですね思わずこのコミュニティの花屋さんとかにも、これすごくないですか?
って送ったら、反応がすごい良かったんですよ。
多分、ここ最近の投稿の中では一番反応があったんじゃないかなっていうくらい、皆さん「おっ!?」って多分目を見張るものがあったんだと思いますね。
だからここってなんか可能性あるんじゃないかなという風に思っています。
それが、こちらです。

before

after

で、もちろんそのアートを施してくれたアーティストさんにも販売できたら利益が還元される座組。
でもアーティストさんは、極力、創造力/創造性を発揮するそのアートの創作っていうところに力を入れて欲しいからその他、周りの関連業務っていうのはできればこっちで巻き取れるような状態が作れるとすごく座組としては美しいのかなーなんて思ったりもしています。
ただ本当にね、いずれにせよ写真でちょっと見せたいくらいですけど素晴らしい仕上がりというか、かっこいいなーって単純に思いましたね。
もうそのままインテリアとして、お家の中に飾ってあってもオフィスの中に飾ってあってもそれだけで成立するようなクオリティなんじゃないかなと思いました。
なのでこうやって一個一個潰していくとやれることっていうのはまだお花の業界たくさんあるのでそれらを僕らがまずはキャッチアップしてその次に企画に落とし込んでサービス、事業化していくこんな流れになりますけど、もっともっとたくさん、そして高速回転でできるような状態を早く作りたいですね。
まだまだ、事業化っていうところの壁がすごく高いですから簡単じゃないのはわかってるんですけどでもこうしてチャンスはいっぱいありますからそれを一個一個確実に物にしていく。
そのためには物にできるような早く実力をつける。
実力をつけるためにはとにかく早くやる。
スピード。
そんなことを意識してこういった課題解決にも取り組んでいきたいと思います。

それでは今日も一日がんばローズ🌹