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お祝いのお花は思考停止なのか?

「お祝いの花って、思考停止してない?」というSNSの投稿があったんです。それについてちょっと感じることがあったので、お話をしたいと思います。
結論から言うと賛同する部分とそうでない部分があるというのが僕の考え方です。じゃあどういう点に賛同するかと言うと、多分その投稿をしてた方も、お花そのものが無意味とかっていうことを言いたいわけではなく、「お祝いと言ったらお花。ただそれを送っておけば良い」みたいな、何かパターン化されたもの、ただただ機械的に手配されるような様子を見ているんじゃないのかな?って。勝手な僕の予想ですけれど、その様子を見て「お祝いの花は思考停止じゃねぇか?」という表現になったと思ってるんです。

もし、そうだとしたら、それに関しては共感する部分があるんですが、法人需要のお花であれば、例えば「白の胡蝶蘭で予算は2万円、つける札名はこれ!」って決まっていて、手配担当の方のセンスとかではなく、会社のルールとして決まってるからこれを手配してるんです。胡蝶蘭を贈りたいとかそういうことではなく、ルールとして決まっているから手配している。それ以上でもない。もうそういうもんです。

確かにね。手配する方の気持ちに寄り添ったとすれば、自分がどんな手配したかによって、その責任を押し付けられたくないじゃないですか。会社としてもどこに手配するかによってクオリティーのアップダウンが起こるのは、ちょっと嫌だから胡蝶蘭送っとけば間違いないっていう気持ちになるのも理解できるんですなんですけれども、なんかそれ以上考えないようになっている思考になっていたり、注文されたお花屋さんは、もう注文受けたからそれを届けるしかないっていう流れになって、結果としていろんな胡蝶蘭がいろんなところから、例えばオフィス移転だったら、移転日当日に届くことに関しては、僕もその投稿にちょっと共感するところがあって、その流れ自体が全体的に思考停止してる部分はないのかなと思うところあります。
だって結果としてもらう側が気持ちとしては嬉しいけど困ってるっていう声なんてザラに聞きますよ。だから、先に手を打って「申し訳ないですけどお花は全てお断りです」っていうアナウンスをする会社とか舞台のお花とか事前にお断りのアナウンスをすることだってありますよね?結果として今の流れはそのような声を出させてしまってるんだと思ってます。

※ちなみに「胡蝶蘭」というお花が悪いと言っているわけではないので、誤解なきようお願いします。胡蝶蘭は胡蝶蘭で素晴らしいお花です。届け方の話をしています

受け取る側だって、お祝いを受け取りたくないわけではない。多分ミスマッチが起きてしまっている、それが現在地だと僕は捉えているので、だったらそれがうまく噛み合うような流れを作れればいいんじゃないかって考えて提案してるのが「HANAMUKE for biz」っていう仕組みなんです。

お祝いを送りたいっていう方も別に胡蝶蘭にこだわっているわけではないんだったら、予算を預からせていただいて、預かった予算の総額が5万円・10万円・20万円などまとまったら、まとまった予算で相手が求めているような装飾を実現できれば、みんなにとってハッピーじゃないですか。嬉しいですよね?それを実現させるための仕組みなんです。それだったら今日の本題の「思考停止」になることはないはずなんです。

お花屋さんもただ注文を受けたものを「はい、わかりました」で受注するのではなく、予算を預かる形になるので、その予算をどのようにして効果的に使うのか?想像力が働きます。一括でまとめて納品する形もあれば、ナマモノですから分割して長く楽しめるような方法もあれば、生花は管理できないから造花がいいっていうニーズもあるかもしれないし、考え方はさまざまですよね。お花屋さんの腕の見せ所です。

ただ、今日の本題のような投稿が生まれてしまうってことは、やはり花の業界に関わる人間としてはなんとかしたい!って思います。この点については共感していただける方もたくさんいるんじゃないかなーって思っています。
「こないだお店OPENしてお花たくさんいただいて嬉しかった!でも・・暑さですぐダメになっちゃって、匂いも出てきちゃって、もうちょっと何か方法がないかなー」みたいに感じている方、そういう声なき声に耳を傾けていかなければいけないなと思っていますので、引き続きこのサービスの向上を目指していきます!

それでは、今日も元気にがんばローズ🌹