見出し画像

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  このブログは、
  「生涯、荒唐無稽!」を掲げ、
  ジャーニランという200~500kmを走る
  というクレイジーなレースにおいて、
  その最高峰を目指すとある男の実録である。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


■ さて、先日から始めましたゼロフジゼロのクラウドファンディング。
その商品の一つ、
5,000円のコースの特典である、完走記をご紹介します。
コースの詳細は、今回のゼロフジゼロの応援サイトに掲載していますので、そちらも参照ください(^ ^)↓↓


完走記と言っても、当然ながらまだ大会前なので、今回は昨年の完走記のご紹介です。


自分自身でも久々に読み返しました!

面白い!面白すぎんぞ、これ!
いやー、まじまじと当時のことを思い出しますね!
サイコーです!楽しいです!クレイジーです!


読んでいただければ、ご理解いただけるかと思いますが、
これ読めば、リアルにゼロフジゼロを走っている感覚になります。
こんな文章、他にはないです!
是非是非!読んでください!


ここから↓


夜明けを迎えたのはいつのことだろうか?
記憶に残っている範囲だと、
諏訪湖を眺めていた時には、すでに日は明るくなり、
道の駅でほんの少しの仮眠をとった時には、まだ周囲が暗かった。
だから、その間のどこかだ。

睡魔が襲ってきたのは、松本市に入ったあたりだった。
まだ22時だというのに眠気に耐えられず、路上で休めそうなところを見つけては、3,4回寝た。
あるときは、マンションの階段で壁にもたれかかって寝たし、
マクドナルドでどっぷり寝ようと試みたこともあった。
でも本質的に眠れなかった。
どうしても、前を行く人が気になったからだ。

厳密には、前を行く人、ではなく、
「前を走っていたはずの自分」が気になっていた。
いつもそうなのだが、24時間でどこまで行けるのか、を予めプランニングしている。
去年の沖サバでの経験をもとに作ったプランでは、
今回は、控えめに言っても160kmは走っておきたかった。

ところが、
12時間経った19時の段階で、まだ80kmちょっとしか走っていなかった。
なぜだろう?と考えるけれど、どんどん時間だけが過ぎていくだけで、
一向に距離を走れない。
確かに、日中の段階から、思うように走れない状況は続いていた。
それはもう、暑さからくることは明白で、
予定より、30分、1時間とじわじわと遅れ始めた。
それもまた暑さのせいだろうと思っていたし、
日が暮れれば、それもマシになるだろう、という期待もしていた。

それなのに、日が暮れ始めた19時ごろになって、股擦れが起き始めた。
さすがにこの時にもなると、歩きたい局面もある。
ちょっとした坂道などがそれで、
それまで走っていた状況から、ほっとひと息をつきたい時間帯でもあった。
そういう歩きたい局面なのに、歩くと股が擦れて痛いのだ。
走っていると、どうということもないのに、
歩くと、走っていても触れない部分が触れて痛い。
めちゃくちゃ痛くて悶絶するような痛みではなく、
ナイフで皮膚の表面をかするような痛さ。不快感。

それに加えて、せっかく夜になって涼しさが少しは出てきたというのに、
眠気の疎ましさ。

股擦れや眠気にだんだん苛立ってきていることに気づいた。
「鬱陶しい!」と無意識に口をついて出てくる。
(今回の旅で気づいたこととして、
 この言葉を口にするたびに、自分が眠くなっていることに気づいた)


どちらも騙し騙し、応急処置でどうにかできることではない。
眠気のほうはワンチャン寝たらどうにかなるか、という期待もあったが、
股擦れの方は深刻で、まだ200km近くもあるという現実がとても重くのしかかってきた。

そんな中でも、他のランナーに出会えたことは幸運だったと思う。
これまでにも数名のランナーは追い抜いてきた。
決して速さを競う大会ではないけれど、
自分よりも半日近くも早くスタートしたランナーたちに追いつき、追い抜くのは、
自分が懸命に頑張っている証拠だと思っていた。
*通常は23日7時に一斉スタート、アーリースタートは22日15時〜23日7時スタートであり、
個人の判断でスタートすることができる。僕は一斉スタート。

参加者はみんな大変な状況であることには変わりなかった。
それでもアーリースタートするメリットは十分にあった。
それも走りながらわかったことであるが、
日中に走ると汗を大量にかき、股擦れも起きやすくなる。
つまりは日昼に走るほうが股擦れも起きやすいということだ。
アーリースタートをした場合、日が翳り始める時刻からのスタートであり、
かつ、まだまだ体力のある状態で走ることができる。
今回、一番にハードだな、と感じたのは、この暑さであった。
アーリースタートした人は、一斉スタートの僕よりもその暑さが少ない段階で、
走れるのだから、僕よりもより遠くまで走れるはずだ。
そうやって最初からギャップがあったにも関わらず、
一人、また一人と追いつき、追い抜くのは、小さいながらも励みになった。



いかがだったでしょうか?
まだまだこれはゼロフジゼロの一部です。
まだ24時間が経過した段階での話ですから。
これだけじゃ語れないリアルがクソほどあります。


■ おまけで、もう一つ、完走した直後の投稿です↓↓

昨日深夜0時33分、静岡県の田子の浦みなと公園にてゴールしました。
今回は、317㎞、3日と17時間33分、長い旅でした。
今回も
「ジャーニーランでは、
 本当に多くの方との出会いや応援に助けられて成り立っている」
それを感じずにはいられない旅でした。
道中のことはいろいろと書きたいこともあるのですが、
めちゃくちゃ盛沢山になりますし、ここでは書ききれません。
まだ家に帰るまでの道のりも残っているので@ネットカフェ
(走って帰るの?というご質問は受付ませんからッw)
食べて寝て、疲労回復に努めてから、
ちょっとづつブログなどでまとめていきます。
今はただ、少しでも早く嫁に会いたいです。
時間にすれば、たった4日間の旅ですが、
4日以前の記憶が乏しく、社会復帰が難しそうです笑
皆様からのご声援、ありがとうございました!
また次に向かって走り出します!
追伸、
「富士山は登るものじゃなくて
 眺めるもの」やわw

Facebookより


さて、今回のゼロフジゼロ往復では、どんなことを思うのでしょうか?
10日間、634kmと累積標高10,000mを乗り越えた先に、見える景色、思うことは、今の段階では、ちょっと想像できませんね。
だから故に楽しみでもあります!


ということで、

これも読んだ方は、是非是非ご感想をください!
そして、クラファンでの応援も!


今日もお読みいただき、ありがとうございました!


ランニングフォームを学びたい方はこちら↓

【目からウロコが止まらない!】怪我なく走り続けるためのフォーム講座


ランニングフォーム、およびパーソナルトレーニングついて
ご質問がある方はこちら↓


いいなと思ったら応援しよう!