journee
ブクログのブックリストにまとめた本など。 漫画も含みます。
音楽のことを書いた記事をまとめています。
昨年の10月に流産を経験し、こんなnoteを書いた。 あれから妊活を再開し、今私たち夫婦の間には新たに小さな命が宿ってくれています。 前回の妊娠が枯死卵による流産だったこともあり、妊娠が分かってからも常に不安に苛まれて暇さえあればスマホで検索ばかり。それは8ヶ月を迎えた今でも変わらない。 年明けから春先まで悪阻でほとんど寝たきりで、まともな食事もできず弱気になる母とは裏腹に子は成長していく。健診のたびに見せてくれるそのたくましさに励まされ、こんな母のお腹の中でも育ってく
「今月もnoteを書きませんか?」と9月にnote公式から通知があった。 最後に記事を書いた8月からもう1ヶ月以上経っていたなんて思いもしなかった私は、noteを書く余裕がないほど頭は一つのことでいっぱいだった。 結婚3年目を迎え、年齢も30代へと突入し、私たち夫婦は今年の1月から真剣に妊活を始めた。 社会人になりたての頃から不正出血が止まらなくなることがしばしばあり、血液検査の結果から排卵障害の診断を受けていて授かりにくい身体であることは分かっていた。 だから病院に
休日の朝、急に思い立って逗子へ散歩に行くことにした。 閉塞的な毎日を過ごしていると、どこか自然のある場所へ行きたいという気持ちが湧いてくる。 1ヶ月前まで住んでいた街は、車を少し走らせれば広大な景色が広がっていて、気分が鬱々とした時にはその澄んだ空気を胸いっぱいに吸うだけで不思議と元気になれた。 そんな生活に慣れ始めていたせいか、私たちは早くも自然が恋しくなってしまったのかもしれない。 逗子を選んだ理由は単純で、海を見たかったから。水平線を眺めて、思いっきり深呼吸を
4年ぶりに花火大会へ。やっぱり近くで見るとすごい迫力だなあ。 夏をめいいっぱい満喫した最高の夜でした。
引っ越しが一通り落ち着き、なんてことない日常が戻って来た。 少し前の記事でも書いているけれど、家で独り過ごす時間が長くなると、知らず知らずのうちに思考がよくない方に向いてだめになってしまう。 新しい環境に翻弄されている夫もまた、目には見えないストレスにやられていたようで元気がないように見えた。どことなく心在らずな、遠くを見つめるような。 夫は自分がストレスを抱えていることに気づいていないときがある。本当は気づいてるけど気づかないフリをしているのかもしれない。空気を孕んだ
6月から7月にかけて読んだ本。短編小説が好きなので、気づいたら3冊すべて短編小説でした。 |アイネクライネナハトムジーク/伊坂幸太郎 出会いがテーマの連作短編小説。 恋愛が軸となった物語ではあるものの、日常の中のあらゆる出会いにおいても言えることなのかもしれないなあ、と思いながら読み進める。 出会いとは意外とさりげないもので、後になって「あれが出会いだった」と気付くもの。そして、今この瞬間が幸せだと思えるかどうかが大事だということ。 由美のこの台詞がとても好き。本人
内示が出たのは、異動の2週間前。 いつも通り職場の自席でお昼を食べ、午後からの退屈な研修に備えていたときだった。夫からめずらしく着信があり、まさかと思いながら通話ボタンを押す。 「東京に転勤」 心臓がドクドクと波打った。なぜだか手もぶるぶると震える。 異動希望を出していたから来年度には異動になるかもしれないと予想はしていたけれど、まさか今とは。夫の上司、仕事が早すぎる! この地に来て約2年、何気ない景色が当たり前になりつつあった。職場からの帰り道、いつも行くスーパー
フィルマークスのclip欄に、ずっと昔にclipしたまま消化できていない作品がたくさん並んでいる。 今日は絶対に映画を観ようと決めていて、clip欄の中から『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』を選んだ。 1995年に公開された、約100分の物語。列車で出会った男女2人がウィーンで下車し、夜通し街を歩きながら会話をする。 会話が軸となる映画は内容によっては退屈になりがちだけれど、この作品はそんなことはなく、むしろ人間味の溢れる2人の会話がおもしろい。 列車で出会って
6月9日の早朝、まだ薄暗い部屋の中で目が冴えて眠れなかった。 今日はYogee New Wavesツアーライブの日。 夫の転勤先に来てから初めて1人でライブに参戦するということもあり、そわそわしている。 そして、このツアーが終わればドラムの粕谷さんは脱退、バンドは活動休止。 楽しみやら寂しいやら緊張やら、うまく表現できない感情が、頭の中をひたすらぐるぐるしていた。 お昼過ぎの高速バスで博多を目指す。 博多には訪れるたび「いい街だな」と思わせる何かがある。それが何な
個人的に書いていた昔の日記を読み返していたら、今から13年前に出会い、足繁くライブに通っていたバンドのことが書かれていた。 解散してから今日まで、彼らのことを思い出すことはあっても当時のような気持ちになることはなく、いつしか思い出の中にしまわれていった。 懐かしくて、鮮やかで、私の青春といっても過言ではない彼らの音楽。またいつか思い出したいときに思い出せるように、日記の一部をここに記しておきたい。 |2014.7 解散が発表されてから一年。ついにラストワンマン。飛び降
重い身体を起こして、どんよりとした朝を迎える。今年も梅雨がやってきた。 雨の日は苦手。家をいつもより30分早く出なければならないし、時間をかけて整えた髪は湿気で膨み、お気に入りの服は濡れ、傘で親指の皮を挟んで流血。さらには自宅のエントランスに大量のナメクジが這いつくばっている。 こんな日々が1ヶ月も続くのかと思うと憂鬱で仕方なくて、「雨が好き」だなんて到底言えそうにない。 昨年の誕生日を節目に30代へと突入したけれど、心に余裕がなくなんだか人生の梅雨入りを迎えた気分。
ブクログのブックリストにまとめた、5月に読んだ漫画について書こうと思う。 | ユア・マイ・サン/茜田千 家族ものに弱いので、例に漏れず好みの作品だった。 タイトルにもなっている指輪に刻まれた"ユア・マイ・サン"というメッセージが、物語の最後こんなにも深いものになるなんて。胸が苦しくなるほど辛いシーンもあるけれど、終わり方が良くて不思議と救われた気持ちになる。 ちなみに兄妹の恋愛を描いた『さらば、佳き日』も読んですっかり茜田先生のファン。 | 僕の心のヤバいやつ/桜井の
1日の終わりに1人ぼんやりと考えてしまう。それは職場からの帰り道だったり、お風呂の中だったり。 その日あったこと、過去のこと、未来のこと、自分のこと、家族のこと、友達のこと、内容は日によってさまざまで。 まるで自分と会話をするかのように何かを考えてる。考えようと思って考えているわけじゃないのに、ふと浮かんでくる。でも次の日になったら忘れちゃう。 そんな日々の中で、なんとなく"忘れたくない"と思ったことを綴ることにしました。 この投稿に書いたような場所を求めたら、not
午前10時、目が覚める。昨晩やけに身体が怠かったけど、よく寝たせいか少しスッキリしていた。 ここ最近日曜日になると向かいのマンションの一室から複数の大人が笑う声が聞こえてくるようになった。 大通りを走る車の音は聞こえないのに、その笑い声は騒音と言ってもいいほどによく通り、我が家の寝室にまで響いている。 でも、今日そのマンションから聞こえてきたのは歌声だった。合唱のような、優しい歌。これなら毎週聞こえてきても悪くないな、なんて思いながらベッドからのそのそと這い出した。
日没前のわずかな時間が心地いい。一日のうちに数分しかない儚い時間。 薄青くオレンジがかった空、人肌より少し冷たい柔らかな風、家路を急ぐ人々の影、どこかの家から漂う夕飯の匂い。 この時間がいつまでも続けばいいのに、なんて思っていると、少し寂しくなってこのまま帰りたくなくて、無駄に遠回りしてみたり、ベンチに腰掛けてぼーっとしてみたりする。 夫の転勤についていくことになったとき、職場の後輩が「西の方は日の入が東京よりも遅いから、昼間の時間が長く感じられて得した気分になれますよ
大好きなバンド、Yogee New Wavesのドラマー粕谷さんが脱退を発表した。 粕谷さんのドラムが好きだ。楽しそうに叩く姿につい釘付けになってしまう。Yogeeとしてその姿を見ることができなくなるのは、寂しい。 いつも彼らの音楽がそばにあったのに、ライブにはこれまで一度も行けていない。「いつか行く」と言いながら、その"いつか"を自ら逃し続けてきた。 1年前にベースの上野さんが脱退を発表したとき、最後のステージが日比谷野音だったこともあって東京にいるうちに観に行かなか