じょうデキな結果ではなかったけど。
言葉の企画も早いもので3回目。
名付けの企画。
「自分の名前を調べる」という課題は
夏休みタイムスリップみたいな感じで、まさしく自由研究でした。
夏の図書館ってなんであんなに懐かしい気持ちになるんだろう。
「じょう」という名前を持つ誇り。
SNSでは「じょー」と表現していますが
僕の名前は、太田穣(おおた じょう)です。
名刺交換する時は、できるだけフルネームで自己紹介します。
よく【譲】と間違えられます。のぎへんです。
中学生のときには【嬢】と、からかわれてました。
お陰様で広告制作で女性の気持ちになるときには、
自分の中の太田嬢に問い掛けるスキルを身に着けました。
よく【ゆずる】【みのる】と間違われます。音読みです。
ローマ字で書くとOta Jo と、究極に短くなります。
たまにローマ字でZyo とか Jyo と書かれると、間違ってはいないんだけど、なんだか違う気分になります。
……といった感じで、
割と自分の名前には思い入れが強いです。
自分の名前というのは、究極のコピーライティング、という話にすごく納得。
そこに込められた思い(名付けの思い、字の思い)を汲み取り、
それを自分という媒体がどのように広げていくのか。
うーん、なかなか考えられることではないけれども、
改めて自分の名前に向かい合って実感しました。
個人的課題の振り返り
・字源の説明は出来るだけ要素を絞って端的に。
・企画書。やはり何かを企てなきゃ。
という考えから、【太田穣=水玉】以外の一面を表現、と決意。
その上でやはり「穣」にフォーカスを当てた方が良いかな…と試行錯誤しながら、制作。
そして他の人の企画書も見てみると、
The:資料じゃねえか!といった仕上がりに。
(いや、企画だから資料なんだけど、ね?)
読み手を惹き付けるストーリーというか、もっと興味を持たせる要素がないな。と実感。
資料としてまとめることは会社で散々やってるわけだし、
フォントや口調を変えただけの資料を作ってたら、ただの仕事の延長線上に過ぎないな。
もっと新しいことを挑戦する場にしなきゃ。
あくまでここは練習の場所だよ、と阿部さんからのメールであったけど、
日常の業務で出来る、とわかっていることをするのではなく、
もっと違ったことにも挑戦する場にしないと…。
でも、一番この課題に取り組んで嬉しかったことは
穣穣(じょうじょう)という単語の存在を知ったこと。
自分の名前が重ねられている単語なんて、なかなか出会えない。
「穣々」と表記するほうが一般的ではあるけれども。
とはいえ、自分の漢字が2回重なるなんて。
「穀物が豊かに実るさま」を表すこの単語は
自分の名前の由来を最大化するものでもあるし、
なにより様々な企画を生み出し続ける自分らしい単語だなぁ、と
しみじみ実感しておりました。
もっと「穣」が似合う人になるぞ〜。
課題中のこぼれ話
●「太い」の「丶」が重ね記号と知り、テンションブチ上がり。
え、つまり最後のテンが、大きいを重ねたことを表す?
テンが、更に大きくする?
それって水玉じゃん!!!!
しかも「太」って神様の位を表す時に多く用いられたって、
それって水玉の神じゃん!!(本人は至って真面目です)
え、「太」って水玉じゃん。どうしよ、企画書のテーマ、コレでしょ。
↓
本人的に「穣」を脇役にするのは違うでしょ、と泣く泣く却下。
あと、水玉以外の自分を見せる企画書なのに、水玉に戻ってきとるやんけ状態。
水玉の神ってなんやねん。水玉乃御神かよ。
\説明しよう!/
水玉乃御神(みずたまのみかみ)
太田が考える妄想上の神。水玉神社に祀られている。
水玉神社は水霊(水を模したお供え物)で参拝する。
水玉の模様のように、将来へ広がり、新しい出会いや可能性へと繋がると言われており、全国から参拝客が絶たない。水玉御守が人気。
境内に書かれている僧侶の言葉は「水玉の丸の数だけ、人生がある。」
(こんな余計な話をするから、文字数だけが膨らむんじゃ)
●「田」ってどうせ田んぼの形でしょ、って思っていたら、色々な漢字に広がる大本となったことを知り、楽しさが増す。
個人的には「田」に「力」を入れる人が「男」ということが腹落ちポイント。なるほど。毎日の食べるものを手に入れたり、町の大切な土地を守る人が「男」なのか、と。
時代的にはそんな時代では無くなってきていますが。
僕も力をちゃんと発揮する男にならなくては…!
●「穣」のつくり「襄」はザックリ言うとあらゆるものを交えて豊かになる様子。
例えば
「譲歩」は相手の思いを自分に交えて、相手の良い方向へ導くこと。
「醸造」はあらゆる栄養や成分を合わせて発酵させる作り方。
「令嬢」は様々な知識を持ち得た頭の良い女性を表すこと。
「土壌」は養分や肥料などあらゆる栄養素が交わった栄養価の高い土。
確かに、あらゆるものが交わって、それが良い方向へ向かうことを表している。
あらゆるものが交わって、良い方向へ…。
色々なマルが交わっていくと、良い方向へ…。
…これってつまり…
(さすがに自主規制)
公開謝罪|違和感への名付け
「違和感に名前を付ける」の課題で僕の案が票を獲得しました。
多くの方に選んでいただいたことに嬉しさを感じながらも
少し心にしこりがあるので、この場で供養します。
「テルリンの壁」
これの言い出しっぺは僕じゃないんです…。
とある方と電話をしていた時にですね。
ぼく「前言ってた講座で違和感に名前を付けるって課題があって。面白いんだよね〜。」
相手「へー、例えばどんなの?」
ぼく「過去の良いやつだと、桶狭間の戦いをモジッた『飲み狭間の戦い』とか」
相手「なるほどね」
ぼく「こう歴史上の誰もが知るキーワードをモジッて、何が起きているかもわかるような、そんな名前が付けられたら良いよね」
相手「どんなの考えてるの?」
ぼく「音だけで言うと、墾田永年私財法とか、中臣鎌足とか…。
テレワークでも良いのに会社にきてソリティアしている先輩のことを
こんでんええねん〜〜〜とか言えたら良いんだけど…」
相手「テルリンの壁」
ぼく「ほ?」
相手「ベルリンの壁ならぬ、テルリンの壁。電話かけるハードルの高さ。」
ぼく「ほ〜〜〜〜〜〜〜」
ぼく「まあもうちょっと考えてみよっか〜〜」
(メモメモメモメモ…)
(そして先日の講義)
ぼく「おいマジか。」
---言い訳タイム---
・言葉の意味は僕なりに考えた。ベルリンの壁の本家を見据えて「わかり合えない関係」の意味を考えた。
・最近LIGにて、電話に出てほしい派VS電話に出たくない派の記事を読んでいた。あと個人的にずっと最若手のため、電話を取る仕事みたいになっていることに違和感しか無かった。
・意味も「テレアポ」とか「親への電話の妙な恥ずかしさ」とか「休日朝イチになぜかかかってくる上司の電話」とか色々考えた上で、上記の考えに至っている。
・割としっかり色々考えた中での案。考えることを放棄したわけではない。
---言い訳タイム終了---
考えて煮詰まり始めた時に
フラットな考えをポンと入れると
思わぬ相乗効果を発揮する成功事例……ということにしましょう。
そして、投票してくれた皆さん、ありがとうございました。
職場のテルリンの壁が無くなりますように。
そんなわけで、言葉の企画もここから中盤戦。
自分の出来るスキルを磨くんじゃなくて
新しいスキルへ挑戦する場にもしていきましょう。
まずは昨日のチームの企画の議事録を早くまとめなくては…。
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