介護職の経験談 #3「本当に何も出来ない自分」
前回#2で書いた様に、頭部の流血から始まった僕の華々しい介護士デビューですが今回は、いよいよ初利用者様の介護やデイサービスの初仕事なんかを書きます❗️
オープン初日❗️
来所されたご利用者様は1人💧
20年も前ですが、ハッキリと覚えています。
認知症で笑顔が素敵なお爺さんでした。
僕の初仕事は「その方とお話しをする事」でした。
……何を話したらいいんだ?
まぁそうなりますよね💧
今までお年寄りとほとんど話した事もないし、この方は認知症で自分の事も話せません。
「天気の話し」「家族の話し」「趣味の話し」色々話して見ますが、言葉のキャッチボールはできません。
ベテランさんからの教え
「認知症の方ほど介護士の表情や感情を読み取る能力は高い」
今となってはこの言葉の意味はよーーーく分かります。
でもこの時は正直、こんなにボケてるのに何が分かるんだって思ってました。
反省してます…
次の仕事は「お茶を入れる」「掃除機をかける」
本当に自分は何も知らずに育ったんだなと思う。実家暮らしで家事は母親が全てやっていた。
「アイン君、急須でお茶入れて」
と言われてハッとなる。
(急須ででお茶を入れた事がないぞ…。茶っ葉はどれくらい入れるんだ?お湯はどれだけ入れるんだ??)
もう頭の中大混乱です。
優しい先輩が丁寧に教えてくれました😭
その他にも「掃除機のゴミ取りパックの変え方が分からない」「洗濯機の使い方が分からない」などなど💧
いかに今まで親に甘えていたのかがあらわになりました…
その度に先輩方に教えて頂きました。感謝してます🙏
介助方法は散々研修で勉強したけど、基本的な事が全く出来ていなかった僕でした…。
今回は介護の基本どころか生活の基本がまったく分からなかった僕の経験談でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました😊
冒頭の流血介護士デビューの記事を見てない方は是非読んで下さいね♪