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猿島をゆく(神奈川)

横須賀(のヒジョーに限られた一区画)を思う存分味わい尽くしてやるぜぇという企画第2弾です。記念艦三笠をあとにした一行は、そのまま、東京湾で唯一の天然無人島である猿島へと向かいます。

ここが乗船場。どうやら今回のツアーは専用のチャーター便があるらしい。


猿島はBBQができるんだけど、今年の遊泳はどうなるかね。コロナの影響はほんとに大きい


船にのっていざ出港。なんだけど、猿島はすでに見えています。停泊する船の向こうにあるのが猿島です


あっというまに到着。今日は波も比較的おだやかだったそうです。それにしても自然がすごいね。猿島は要塞なので、意図的に樹木を植林して視界を遮っていたらしい


港に接岸したあとは、桟橋からいよいよ上陸です


ナスカ的なサルの絵に出迎えられつつゲートをくぐります


今日は日曜日ということもあり結構な数の観光客がいましたが、ここは無人島なので、帰りの手段を確保しておくというのは非常に大事になります


万が一の時は迎えに来てくれるらしいけど、いくらかかることやら。コワー。


島内はかなりの高低差がある。まずは坂道をひたすら上って頂上を目指します。途中で古びた施設を発見。ここは発電所で、かつて島の頂上に設置されていたサーチライトの電力を賄うために設置されたものだそうで、現在も稼働中です。


音量注意!

もっとも、当時の燃料は今と違って石炭だった。煙突がついているのはそのためだとか。なるほどね。


この切通は良く見る画ですね。手前の男性はガイドさん。歴史的な背景とかいろいろ教えていただけた


フランス積みのレンガ構造物。大久野島に行った時のことを思い出すなぁ

音量注意!

一方で左側のくぼみにあるレンガ構造物はイギリス積み。この島は複数の工法が混在しているというとても面白い場所です。


レンガに緑と影がよく映える


そしてところどころに横穴が出現する。こういうのを見ていると、ここが要塞だったんだなと改めて実感


弾薬庫もある。近くには高角砲の台座跡もあります


長い年月を経て、周囲は自然に帰りつつある


前方にトンネルがあらわれた。ここアレだ、猿島のパンフとかで良く見るところ


光が届くところはまだ明るいんだけど、奥へ進むにつれて一気に暗くなっていく


ちょっと行ってから振り返る。こんなカンジ


トンネルを抜け、また上り坂。さらに進んで頂上をめざします。最後の階段は108段あって、登り切れば煩悩がきえるとガイドさんはいっていたが……登坂中みんなの愚痴が


ようやく頂上へ到達。横須賀にある米軍基地内の街がみえます。あらゆる施設がそろっていてこの街のなかで生活が完結できるようになっているらしい。マクドナルドもある。日本のマクドナルド1号店は銀座だけど、こちらのほうがもっと前から存在していた。ただ、基地のなかは米国管轄ため国内店としてはノーカウント、ということらしい


頂上にはあやしい展望台もある


チェーンでぐるぐる巻きにされて立入禁止になっている。危険だからということだが、いかにもいわくのありそうな雰囲気


展望を終えてふもとまで降りてきた。ここはごみ分別のエコステーション。SDGsの波がこんなところにまで……


猿島にはサルがいないといいますが、いました


キャラづくりもしっかりしていらっしゃる


ふたたびナスカザルに見送られながら船へ――


そして一行は、いよいよ最後の目的地「第二海堡」へ向かいます。東の軍艦島とも呼ばれる謎の人工島。

明治時代の遺構へ、いざ上陸ッ

つづく