ゴールデンウイークまっただなか。
ようやく外出制限も緩和され、久しぶりの長期連休。
そこで出かける先とくれば、とうぜん国道駅ですよね。家族連れがピクニック気分で浮かれながら街を歩く中、ひとり流れに逆らいつつ国道駅を目指します。
音量注意!
とりあえず、移動しましょうか。鳩フン公害に目をつむりつつ。
音量注意!
とても令和とは思えない。ここだけ時が止まっています。開業は昭和5年(1930年)で、構内はほぼ当時のままらしい。1930年って簡単に言いますけど、ほぼ100年前ですからね(!!)。
両脇にあるのはかつての商業施設の名残で、現在は、ほぼすべて営業を終えている。
が、それにしても人がいないな。
先ほども書いたとおり、ここを訪れるのは2回目です。
この一帯は閑静な住宅街ではあるものの、やっぱり建築物の老朽化は見るからに深刻で、いつ取り壊しや補修工事が入らないとも限らない。1世紀近くかつての姿を維持してきた事実はスゴイことだけど、それは明日やあさってを保証してくれるわけじゃないんだよな。
そういう意味では、ふたたび国道駅の「あの空間」に身を置けたのは幸運だったのかもしれない。