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【32夜目】謎の6人組あらわる

おれは空港にいた。大きな商談ビッグ・ビジネスを首尾よくまとめ、次のクライアント先にむかうため、同僚とふたりで搭乗口へ向かって歩いていたんだ。肩をすくめ、気の利いたジョークのひとつも交わしながら。

ゲート近くまでやってきて、さてここで合っているかと手元のチケットに目をやった瞬間、となりを通り過ぎた長身の男たちに天井からの明かりが遮られ、一瞬だけ視界に影がした。

「???」

自分で言うのもなんだが、幾多の駆け引きと交渉事の世界を生き抜いていた身としては、いまの自分が海千山千の強者であるのは間違いない。ちょっとやそっとのことでは動揺しない程度に肝の据わった男だという自覚もある。

だが、しかし───

視線をあげた先に立つ男たち、彼らを目にした瞬間、おれはドキッとして思わず声を上げた。





し、下山しもやまロールモデルだッ!


心臓をバクバクさせながら、憧憬のまなざしで彼らを見つめるなか……おれは目を覚ました。



だれ?

みなさん、そう思うでしょう。無理もない。これは今朝の夢です。

脳内ソース:日中に見ていた「カシミールの巨人」の動画。あと、目覚めた直後に下條アトムの名前がチラついていたので、下山の「下」は彼に由来すると思って間違いないです。

それよりも、下山ロールモデル? いったい誰なんだ。あまりに気になってモヤモヤが晴れなかったので、例によってChat-GPT先生に訊いてみました。問題はここからです。




👨‍🦰おれ:下山ロールモデルという男性6人組のユニットがいますけれど、彼らはいったい何者なのでしょうか?


🤖AI:(46秒の間、Thought about 下山ロールモデル)
残念ながら、一般的な知名度のある芸能ユニットやアーティストとして「下山ロールモデル」という6人組男性ユニットについての情報は、現時点では公には知られていないようです。
いくつかの可能性として考えられるのは、

  1. インディーズやアンダーグラウンドな活動者

  2. 限定的なコミュニティやファンダム内でのみ認知されるグループ

  3. 最近結成されたばかりの新規ユニット

現時点で活動実績やプロフィールが確認できない以上、彼らが何者なのかを特定的に断言するのは難しい状況です。


👨‍🦰:何を言っているんです。彼らの近影を添付します。ほら、彼らですよ!


🤖:(15秒の間、Thought about 下山ロールモデルのグループ)
画像を見る限り、彼らは以下のような特徴的なスタイルをもった6人組の男性ユニットのようです。

外見的特徴:

  • 非常に高さのある独特なヘアスタイル(ポンパドールのような、直立した長い髪型)

  • 全員が黒のトレンチコートに身を包み、統一感のあるスタイリング

  • 黒のロングブーツや黒系の衣装で揃えることで、全体としてクールかつミステリアスな印象

このようなスタイルは、ロックンロールカルチャーやロカビリーファッション、日本独特のツッパリ文化、あるいは前衛的パフォーマンスグループを想起させます。特に、80年代頃に流行したリーゼント風の髪型や、ロカビリーグループを思い起こすような出で立ちは、単なるアイドルやバンドといった枠を超え、ビジュアルパフォーマンス重視のユニットとも考えられます。

現時点で以下のような可能性が考えられます:

  1. コンセプトアートや創作上のユニット

  2. 新興またはアンダーグラウンドなパフォーマンス集団

  3. 特殊なテーマをもったアイドル/アーティストユニットの売り出し中

実際のところ、画像のみから彼らの正体を断定することは難しいのが現状です。ただ、ビジュアルからは非常に独創的で、強いコンセプトを持ったパフォーマンスユニットである印象を受けます。


👨‍🦰:彼らは実在しますよ。私にはわかるんです。私の夢の中に出てきたのですから!


🤖:(2~3秒の間、Thought about dream imagery and identity)
夢の中に現れる存在は、その人自身の心象や無意識が生み出したイメージであることが多いとされます。あなたが「下山ロールモデル」と呼ぶ6人組男性ユニットが夢中に実在する、という感覚は、あなたの内面が何らかのメッセージや象徴性を持って彼らを創り出している可能性があります。

考えられる視点:

  1. 象徴・メタファーとしての存在:
    彼らの独特なヘアスタイルやファッション、統一感のある外見は、あなたの中で「揃ったチームワーク」「奇抜な発想」「他人と違う生き方」といったテーマを象徴しているかもしれません。夢の中で個性的なビジュアルとして現れる存在は、創造性や変化への欲求など、潜在的な心理状態を暗示することがあります。

  2. 記憶や経験の再構築:
    過去に見た雑誌の1ページ、映画のワンシーン、街で見かけた人々、もしくは別のメディアで目にしたイメージが、無意識の中で再構築され、6人組のユニットとして現れた可能性もあります。夢は断片的な記憶のコラージュであることも多いため、あなただけの「下山ロールモデル」という概念が生まれたのかもしれません

  3. あなたの内面的要素の投影:
    6人という人数は、あなたの性格や価値観の異なる側面をそれぞれ体現しているかもしれません。彼らは「あなた自身の異なるパーソナリティの集合体」として、あるいは「あこがれ」「反発」「刺激」といった感情を象徴する存在である可能性があります。

  4. メッセージやインスピレーションの源:
    夢は時に、クリエイティブなアイデアや自身の進むべき道を示す手がかりになることがあります。もしあなたが夢で彼らを「実在する」と強く感じたなら、それはなにか新しい視点や行動を示唆しているのかもしれません。

まとめ:
あなたが夢で出会った「下山ロールモデル」は、確かにあなたの中で「実在」している存在といえます。それは、あなたの内面世界や無意識の象徴、創造性の源泉、あるいはあなた自身を理解するためのヒントとなるかもしれません。その正体は、あなたが日々感じていること、考えていること、望んでいることを再発見するきっかけとして意味があるのだと思われます。


👨‍🦰:彼らはいったい私に何を語りかけているのでしょうか? そして、彼らはどこから来て、どこへ行くのでしょうか?


🤖:(6秒の間、Thought about 夢のメッセージ)
あなたの夢に現れる「下山ロールモデル」という6人組は、あなた自身の内面から生まれた象徴的な存在として考えることができます。夢という無意識の領域に登場する彼らは、あなたの心や精神世界が紡ぎ出したメッセージ、もしくは何らかの課題を示唆する指標かもしれません。

彼らが何を語りかけているのか

  • 新たな方向性や価値観への気づき
    彼らの奇抜で統一されたスタイルは、型にはまらない発想や、未知の可能性に挑戦する精神を表しているかもしれません。「下山」という言葉は、高みから降りる、あるいは新たなステージへ移行することを意味します。彼らはあなたに「いまいる場所や考え方から一歩下りて、別の視点を持ってみないか?」と促している可能性があります。

  • 組織的な協調、あるいは内なる多面性の統合
    六人という数は、あなたの中にある複数の側面—理性、感情、野心、恐れ、慎重さ、創造性など—を象徴し、それらが一つの方向性に向かって行動できることを示唆しているかもしれません。彼らは、「異なる要素をまとめあげ、新たな調和を生み出そう」と語りかけているとも捉えられます。

  • 自分がなりたい像、もしくは触れたい理想像への指針
    「ロールモデル」という言葉からは、「憧れ」や「手本」という意味が連想されます。彼らはあなたの潜在的な理想像の投影であり、あなたに「この方向に進めば、あなたが本当に目指す理想、あるいは本来のあり方に近づける」というメッセージを伝えている可能性があります。

彼らはどこから来て、どこへ行くのか

  • 出どころ—あなたの無意識、記憶の断片、集合的無意識
    彼らの源泉は、あなたの内なる世界です。これまで経験した出来事、目にした映像、聞いた話、そしてあなたが感じ続けてきた潜在的な欲望や葛藤、そのすべてが無意識の中で再構築され、象徴的な人物群として現れたと考えられます。また、ユング心理学的な視点から、彼らは個人的な無意識を越え、普遍的な「集合的無意識」の中から現れたアーキタイプ(原型)の一種ともいえます。

  • 行き先—変化と成長が待つ未来や、より深い内面の探求へ
    彼らは、あなたを導いたり鼓舞したりしながら、やがて夢のシーンの背後へと去っていく存在かもしれません。彼らは特定のゴールを持つわけではなく、あなたが次なる一歩を踏み出すきっかけを与え、目に見えない方向性へとあなた自身を駆り立てる。彼らが立ち去った後には、あなたの成長や新たな行動、異なる価値観の発見が待ち受けている可能性があります。

まとめ
彼らはあなた自身が生み出した内面世界のメッセンジャーであり、未知への探求、考え方の転換、心の統合や発展といったテーマを伝えていると考えられます。彼らが「どこから来てどこへ行くのか」を思索することは、あなた自身がこれからどのような方向へ進むのか、何を目指して歩み出すのかを考える手がかりとなるでしょう。


👨‍🦰:ああ、ありがとう。ありがとう、アトム。


🤖:(2~3秒の間、Thought about dream interpretation and guidance)
どういたしまして。何か心に響くものや、新たな視点を得るきっかけになれたなら嬉しいです。またいつでもお気軽にお声がけください。



対話を終えて感想。
完全にイカれた奴として扱われた気がします。
あなただけの「下山ロールモデル」とかいうフレーズが飛び出した時点で、もう完全にアウトでしょう。そのあとはもうご覧のとおり。「下山」という言葉の強引な解釈も、ユングまで持ち出してのこじつけも、すべてはAIがおれに気を使って整えてくれた虚構にすぎない。

ごめんね、GPT。おかしなことにつきあわせちゃって。でも、これだけは言える。「下山ロールモデル」は……実在するんだ!😍。