【Zatsu】香りの世界へ行こう7
練り香水というものがあります(ソリッド・パフュームともいう)。シアバターなどに香料を練りこんだもので、いってみれば固形の香水です。暖かいところに置いておくと柔らかくなりますが、室温によってはリップクリームくらいの固さがあります。
液体の香水ほどキツくなくて、さりげなく香る感じ。持続力も弱く、香りは2時間程度で飛んでしまうため、誰かと会う直前とか、自分で気分を変えたいときなど、タイミングを見計らって使う必要があります。
たしか自分がいちばん最初に出会った練り香水がこのシリーズでした。香りのコンセプトを図柄化したパッケージがいいセンスしてます。
左の「雪」は冷たさというよりも、温かみのあるフローラル系っぽい香り。窓の外の雪景色を眺めながら、暖色の光に包まれて紅茶を片手にまったり過ごしているようなイメージ。
右の「清流」はさわやかなマリン系の香りで、完全に夏仕様。強い日差しのもと、自分のことを「清潔感あふれる笑顔の素敵な好青年である」と錯覚させてくれます😆。
全種類ひととおり試してみた結果、このふたつがお気に入りとなりました。しかし、現在はラインナップが大幅に変更され、ふたつとも生産終了となっております。残念。
もうひとつ。これは本日、雑貨屋さんで見つけて買ってきたもの。直径4cmくらいのミニ缶に入ったブラックティーという香りです。以前に書いたエステバンのesprit de théにとても近い。
缶にも書いてあるとおり、首筋や耳の裏、手首の内側などにつけます。あとは、ふつうの香水みたいに手の甲へ乗せてもOK。
いずれにせよ、隠し味的な演出アイテムなので、大量にベタベタ塗るもんじゃないです。それは品がないからね。ガチャガチャ派手に主張するのとは対極で、静かにさりげなく香る、っていうのが粋でいいんだよ。
そうすることで、さわやかな好青年を演じられるってわけです😁