【Zatsu】次のトレンドを考える8
みなさんこんにちは。シリーズ「次のトレンドを考える」のお時間です。
第8回は、新しい『あぶない刑事』を考えるです。
ゴールデンウィーク明けに公開ということで、いま盛んに宣伝していますよね。今回のストーリーもよく知らない自分がこんなこと書くのもなんですが、もし映画がヒットして味をしめたら、次回作もあると思うんだ。
いま舘ひろしは74歳、柴田恭兵は72歳
大丈夫、まだ走れる!
それにしてもさ、コンプラ意識も高まり、警察の不祥事に対する世間の風当たりも強い令和の時代にあって、いまさら街中で拳銃ドンパチもないだろうと思うのよ。このふたりの場合、明らかに適正使用じゃない発砲が多いんだから。すでに出回っているティザームービーでは派手な打ち合いシーンも見られたけれど、実際のところはわからないよ? 予告編でだまされたなんて経験、だれでもあるでしょ。
よしんば、今回の映画では成立したとしてもだ、次回作を考えるにあたっては、世の中の流れも考慮しないわけにはいかないよね。
こういうアクション映画って、対立構図をきちんと描けるかどうかで感情移入の度合いも変わってくるものだけれど、暴対法で任侠の方々への締め付けもキツイ。とくれば、銀星会の勢力も弱まり、あるとすれば反グレ集団か。反グレを相手に探偵として立ちまわるってのも、ちょっと現実感ないな。
いま手元にある乏しい情報によると、今作ではふたりが探偵になって帰ってくるというコンセプトらしいね。でも最近じゃ精巧なフェイク画像がこれだけ出てきているわけで、このままいくと浮気調査も証拠の信憑性が怪しくなってくる。探偵業界にも冬の時代が訪れるかもよ。
となれば、やっぱり探偵をやめて警察に戻るしかないだろ。シニア採用でも何でも使ってさ。そして民間での経験を携えてもどってきたタカとユージ。一皮むけたふたりが放つ次回作のテーマ。警察組織の闇を暴くシリーズ。
これは新しいよ。いままで刑事ドラマで取り扱われてこなかったテーマ。警察官僚の不祥事にメスを入れるんだ。思いっきりタブーに切り込んでいくやつ。それでこそあぶない刑事だろ。もうこれ意外に思いつかない。時代は拳銃バンバンのアクションじゃないんだ。理詰めで勝負。地味な書類捜査とかのデスクワーク中心に、タカとユージが大暴れ!
このアイディアを『帰ってきた逆転裁判あぶない刑事™』というタイトルで、深夜、Zライトの灯りに照らされたコタツでカップ麺をすすりながらぼんやりとシナリオ構想中なんだ。
ふたりともサングラス姿で慣れない地味なPC作業を黙々と……。手元もおぼつかず、あ、あ、ちょっと、勝手に斧振らないで。みたいなことも少なくないはずだよね。もはや拳銃ドンパチの時代じゃない、とわかっちゃいるけど。
そして、唐突にアプリケーションが固まる。ファイル破損。ぜったい保存したのに〜と絶叫。
キーボードに照準を合わせてバーンバーン!!
やっぱりこうなるか🥲
1996年にあぶない刑事リターンズという映画が公開されています。一方で、今回のタイトルが『帰ってきたあぶない刑事』。どっちがどっちなんだと。