CO2削減のためにできること
こんにちは。IBCデジマケ女子部のくりにっくです。
本日は、Interop Tokyo 2024 でIBCが取り組んだカーボンニュートラルに向けた取り組みの結果報告をさせていただきます。
6月7日にnoteでもご紹介させていただいた通り、Interop Tokyo 2024 では、紙で配布していたビラ/チラシを止め、Interop Tokyo 2024専用の資料ダウンロードサイトを設け、そちらから閲覧/ダウンロードしていただく取り組みを行いました。
全ての紙媒体を廃止する訳にはいかないので、いくつかの資料は印刷を行いましたが、昨年比で見ると、A4用紙に換算した紙の枚数は、8,841枚の削減(86.2%の削減率)を行うことができました。
これをCO2の排出量で換算すると、
紙生産時におけるCO2の排出量(※1):56.7kg
紙焼却時におけるCO2の排出量(※2):12.0kg
合計:68.7kg
の削減となりました!!
(※1)日本製紙連合会が発表しているコピー用紙における数字を元に算出
(※2)環境省「温室効果ガス排出量計算のための算定式 及び排出係数一覧」より算出
一昔前までは、環境問題と言われても、一般人として首都圏に住んで、環境とはかかわりのない会社勤めだと、環境問題をなかなか当事者として感じることはできませんでしたが、昨今の温暖化については、皆さんも日々実感されているのではないでしょうか?
数十年前までは、30度を超えると「今日は暑いねー」と言っていたのが、今やGWぐらいから30度を超える日が続き、35度超も当たり前になってきていますよね。こういった気温の上昇は、地球の温暖化が原因でCO2の排出量を削減することにより、温暖化を緩める/止めることができるということは皆さんもご存じのところかと思います。
「CO2削減」や「カーボンニュートラル」という言葉をよく耳にするきっかけとなった、2015年のパリ協定で、
ということが、気候変動問題解決への取り組みとして世界共通の目標として採択され、日本政府も2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言し、企業/団体や個人に取り組みを呼び掛けています。
今回、IBCでは初めての試みとしてカーボンニュートラルに向けた取り組みを行いましたが、結果を数字で出し、想定よりも大きい数字に正直驚きました!よく「エアコンの設定温度を2度下げると〇gのCO2削減になる」と言われていますが、熱中症に注意しながらですと、年間でも10kgの削減ができるかできないかが個人の限界です。しかし企業が取り組むと、1回のイベントのみでこれだけの削減に貢献できるということは、企業の社会的責任の重さも痛感させされました。
ちなみに気温上昇を1.5度に抑えるためには、2010年時より45%のCO2排出量の削減をしなければならなく、日本については50%の削減が必要と言われています。
今回のIBCの取り組みでは、昨対比で90%の削減を行うことができました。
小さな1歩かもしれませんが、こういった取り組みを少しずつ増やし、継続的に取り組んでいきたいと思います。
このような取り組みをしても、気温を下げるまでにはまだ至らず、上昇を抑えるにとどまりますので、今後数十年もこのような暑い夏は続きます。
いよいよ梅雨明けも目前に迫り、本格的な夏が始まります。
皆さんも熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
IBCでは、熱中症対策もはじめました!