私たちが生きづらいのは女性議員が少なすぎるからかもしれない
初めまして。
『#女性に投票チャレンジ』実行委員で、このプロジェクトの言い出しっぺの天野妙です。
私たちは2022年7月に行われる参議院議員選挙で、女性国会議員をふやしたい!と集まった、プロボノ団体で、10代~40代の男女で構成されています。それぞれ政治についての考え方や、応援している政党や候補者は違うけれど、女性議員を増やしたいという思いはみんな一緒です。
男女平等は進んでいくと思っていたけれど
なぜ私がこんなキャンペーンを始めようとしたかというと、さかのぼること今から30年以上前のことになります。
兄3人の末っ子だった私。テレビを兄弟で見ていたら、母がいつも私だけに声をかけ「女の子なんだからお手伝いしなさい」と言いました。男たちは寝転がってテレビを見続け、女はせっせと家事をする。家のリビングの壁には教育勅語がかかっていました。
一方、当時1985年に男女雇用機会均等法の施行で、女性の社会進出に注目が集まるムーブメントがあり
私が社会へ出るころには、もっと男女平等が進んでいるに違いない
そう思っていました。
しかし実際に社会に出てみると・・・
「ブス」「おっぱい触らせろ」「巨乳の奴はバカだ」など外見についてのセクハラ。
「女は黙ってろ」「女の担当はダメ」など性別を理由にしたパワハラ。
育休復帰後には「天野さんにお願いできる仕事は事務しかありません。辞めますか?事務にしますか?」といったマタハラ。
最初は「自分に実力がないからだ」と思っていました。しかし周囲で起こる理不尽な事柄の多くが、「女性だから」という理由で受けているのではないかと思うようになり、日に日に社会の構造に目が向くようになったのです。
待機児童の壁にぶち当たる
最もインパクトがあったのは、待機児童の問題でした
14年前に第1子を出産した時に、待機児童になりました。認可保育園入園の仕組みは、自分が在住する市区町村が審査を一括して行うシステムです。
決まった時期に希望者が申請書を出し、自治体が決めた基準で並べ替えが行われ、優先順位の高い市民から入園が叶う仕組みです。個人の努力は一切関係ありません。
「え?少子化なのになぜ?」という思いを抱きましたが、当時はそれが日本の当り前なのだと受け入れていました。
待機児童となって勤め先を辞めざるを得なかったり、育児休業を延長するのは、たいていが女性側。そんな考えを当然のこととして受け入れていました。
8年後の第3子を妊娠すると「#保育園落ちた日本死ね」が大ムーブメントになり、日本は少子化だと嘆いているけれど、根本の原因を政治家は分かってないんじゃないの?と率直に思いました。
なぜ女性の生きづらさは解決しないの?
そして、あるイベントで「待機児童問題など、皆さんのライフスタイルや人生に関わる問題が解決しない理由はなぜかわかりますか?」と問われ「その理由は政策決定の場に女性が居ないからです」と、ある政治家に言われました。
そうやって周りを見渡してみると、社会問題として置き去りにされている問題の多くは、ジェンダー平等政策に起因していると言っても過言ではないと気が付きました。
・低迷を続ける出生率と少子高齢化
・保育需要に見合わない、低賃金による保育士不足
・多発する児童を狙った性犯罪
・内密出産や公園出産後の遺棄と、母親のみへの懲罰
・増加し続ける産後うつと乳幼児の虐待死
・相対的貧困率の高いシングルマザー家庭と養育費未払い
・夫の長時間労働による、妻のワンオペ育児
・精神疾患による自死の増加
・自己負担の多い出産や子育てのお金
・姓の変更による物理的・精神的負担
・社会から守ってもらえない子どもの人権
・先進国で幸福度最低の日本国民
国会議員に女性が少なすぎる!
国民の代表である国会議員の女性の構成を見てみると…
女性議員の比率
・衆議院 9.7%
・参議員 23.2% ※2022年4月現在
つまり、女性の比率が
・国民は・・・・・・男:女=49:51
・国会議員は・・・・男:女=86:14
↓の図は国民と国会議員の性別・年齢分布を示していますが、明らかに形が違います。
国防も安保も大事だってわかってるし、それには憲法の議論だって大切だと思うけど、国会では国民の代表である生活者として『今そこにある問題点』を政治的に早急に解決してほしいのです。
けれど、選挙活動には高いお金がかかります。だから、経済力のある家庭出身や、二世議員がどうしても多くなってしまいます。
会社員経験や主婦経験、失業経験、子育て経験、非正規経験、就職難など、普通の人が直面する困難を経験した政治家はほとんどいないのが現実です。
なので、私たちの困りごとを、リアリティをもって代弁してくれる人。特に女性に政治家になってもらう必要があると考えています。
私は、思考停止から脱却することにし、まずは女性議員をふやす!これを進めていきたいと思いました。
もちろん、女性政治家であれば全員が生活実感を持っている。という訳ではありませんが、これまでの日本の教育制度をベースに考えれば、性別役割分業感を植え付けられてきたのですから、この偏りは是正すべきと考えます。
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国会に女性議員が必要な理由
オススメ候補者のご紹介
女性議員を増やす選挙ハック術
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