鏡×IoTのスマートミラー「ミラーロイド」の教育用コンテンツとしてVR技術を導入/(株)ミラーロイド
スマートミラーの製造・販売事業を展開する(株)ミラーロイド(成田秀基代表)は、 美容室向けのIotスマートミラー「ミラーロイド」において、今年4月より、 技術者の教育に利用できるコンテンツを追加でリリースすることを発表した。
ミラーロイドは、 店舗の鏡をスマートミラー化(Android OSを搭載した鏡)したIotツール。動画の視聴の他、鏡に映し出される映像や付属するカメラを使い、 鏡上でヘアカタログを閲覧したり、 撮影した顔写真でヘアシミュレーションを行ったりすることができる。
また、 専用のスマホアプリをダウンロードすることで、 過去の髪型履歴などカルテとしても活用ができ、顧客満足の向上を図る次世代型サービスとして注目されている。現在、 導入サロンは全国70店舗200台以上に達している。
導入店舗では、 新規集客アップ、 店販商材の売上アップ、 新たな売上機会の追加などに効果が見られる。特に、 動画機能を活用し店販商材をアピールすることで、 コロナ禍の2020年においても、店販商材の売上が 前年対比で130%という美容室もあったという。
教育コンテンツへの注力へ
そのミラーロイドはこれまで、来店したお客さま向けに利用できるサービスを中心に開発が行われてきたが、 既存の導入店舗や業界の関係者から、社員(美容師)教育に使えるような機能が欲しい、との声が多く上がっていた。
そこで、 鏡で教育用の動画を見ながら美容技術の練習ができるよう機能の拡充を推進。配信する教育用動画として、VRによる美容師教育動画サービス「hairVR」を展開するTres Innovation(株)(塚本翔太代表取締役)と提携し、同社制作のVR教育動画の配信を4月より実施する。
「hairVR」は美容師目線の手元の映像に加え、 周りからの映像6視点の計7視点から技術を学べる日本初のサービス。 一人称の映像で技術を見ることにより、 技術の感覚が掴みやすく効率的に技術を習得できる。
現在はカット、 パーマ、 カラー、 ヘアアレンジのカテゴリがあり、 今後もよりカテゴリを拡大していく予定だ。