「NAKANO Sustainability Action Plan」を軸に2021年へ挑む/中野製薬(株)
年明けてなお、新型コロナウイルスによる感染症終息の兆しが見えないという中、1都3県対象とした緊急事態宣言が再度発出され、大阪府知事もそれと同様の措置を取る意向を示すなど、予断を許さない状況が続いている。
頭髪化粧品メーカーの中野製薬(株)(中野孝哉社長)は、物資不足が続いた感染初期、アルコール消毒液を自社生産して医療への寄付を行ない、最初の緊急事態宣言の期間には、理美容サロンの関係者への支援活動に取り組んできた。そして2021年もまた、感染症の拡大阻止と撲滅に向けて、可能な限りの対策を講じると共に、美容業界を明るくできるような新たな価値の提案に注力していくというメッセージを、さまざまな形で発信している。
同社は活動の軸として、昨年に引き続き「やっぱり、いいな、美容室」提案により、サロンの価値向上をサポート。サロンに来店するお客さま対し、美容の素晴らしさを再認識させる技術・サービスの充実を図り、単なる「顧客」ではなく「ファン」となるような仕組みを構築していくという。
また、同社がかねてより取り組んでいる、サステイナビリティ(持続可能性)への挑戦もさらに拡充。2021年からは具体的なミッションとして「NAKANO Sustainability Action Plan(ナカノ サスティナビリティ・アクションプラン」を掲げ、「できることからはじめよう」という考えの元、本格始動する。
特に、昨年から注力してきたデジタル変革においては、より具体的なビジネスプロセスの変革を推し進め、ECをはじめとする新たな顧客体験の場を創造すると同時に、デジタルを活用した新しいサポート体制を構築。どのような状況下でも、サロンとのより細やかなコミュニケーションを取り、充実したサービスにつなげてゆくという。
業界に関わる全ての皆さまの心の中に常にいるような「メーカー以上の存在」でありたいという思いは、ブランドムービーとしても発信。2019年の創業60周年記念オープニングムービーにイメージキャラクターとして出演したモデルの高瀬真奈さんを再度起用し、同社が目指すモノづくりや社会への貢献についてのメッセージを送る。
同時にサステイナビリティムービーも制作。高瀬真奈と中野製薬(株)中野社長との対談の中で、同社に根付くサステイナビリティの文化や企業姿勢について明快に語られている。