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僕の語学遍歴(2)スペイン語

こんにちは。

語学好きの僕がこれまでに学んできた外国語について語る投稿ですが、2つ目の外国語はスペイン語です。

1.学習の動機

スペイン語を学ぼうとしたきっかけは、南米ペルーのマチュピチュ遺跡に興味を持ったことです。中学1年生の夏休みに「好きな国について紹介する」という課題が出され、なるべく他の同級生と被らない国を選ぼうと思ってたどり着いたのがペルーでした。

当時はスペイン語がスペイン以外の国でも話されていること自体がとても新鮮で、興味は次第にペルーの歴史から言語へとシフトしていきました。

2.学習の方法

中学2年の春からNHKラジオ講座でスペイン語を勉強し始めました。当時のラジオ講座は月~木まで初級講座が開かれ、半年100課で初級文法を終わらせるというもので、非常に急ピッチで進んでいきました。

中学2年というと、学校では未来形、不定詞、動名詞と学んでいく頃だと思うのですが、中学2年の夏休みまでにスペイン語では現在完了や接続法など、英語で学んだことのない項目まで進んでいき、未知の文法項目を勉強することにとても心が躍ったのを覚えています。

結局スペイン語は次の半年も初級コースを引き続きラジオ講座で勉強し、中学3年まで続きました。高校になってからは大学受験のため、スペイン語学習は休止となりました。

今でも当時のラジオ講座のテキストは保管してあります。リスナーからのお便りに投稿したら、中学生だったからか取り上げていただいたりと、楽しく学んでいました。また、スペイン語学習を通じ、将来は外交官になりたいという夢を抱くようになりました。その点でもスペイン語は僕にとって特別な存在になっています。

一方で、大学入学後は、スペイン語が一般教養科目の単位として認められなかったため(!)、結局ドイツ語を選ぶことにしました。それ以来、スペイン語との付き合いは残念ながら途切れることになります。

3.学んでの感想

上記のとおり、僕は中学以降、スペイン語と深く関わることがなくなってしまったのですが、とても学びやすい言語だと感じました。

まず、発音が楽。発音は外国語学習者にとって永遠のテーマだと思うので、この点はとても嬉しかったです。また、男性と女性の区別が名詞や形容詞にあるという点ですが、後に学んだ他の外国語と比べても非常に規則的で、全体として論理的な言葉だなと感じていました。もちろん、英語とは比べ物にならないくらい活用形が多いのでそこは丸暗記するしかありませんでしたが…。

一方で、基礎を齧っただけの言語は、時を置いて再チャレンジするのが難しいのも感じました。妙に覚えている知識や変なプライドが邪魔をして、真剣に学びなおさなくなります。これは私が今に至るまでスペイン語だけは学びなおしができていない原因だと思います。

僕にとってスペイン語は、その後の外国語学習の原点になっています。

未だに南米には行けていませんが(笑)。