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『限りある時間の使い方』を読みました。

タイトルからは生産性を上げるための本に思えますが、実はそうではなく、本書はこの点に対するアンチテーゼとなっています。

「将来のために今を犠牲にしない」「時間という不確定なものはそもそもコントロールしようとしてできるものではない」「何もかもはできないことを受け入れた時、人生は今よりも豊かになる」「非目標性の活動、すなわち趣味を楽しもう」とったメッセージが中心です。

この本は書店の中でもビジネスの棚に置かれていることが多いですが、実はそうではなく「生き方指南」といったものです。どちらかというと、哲学や宗教に近いのではないかと思います。

人の人生はその人のためのものです。終わりの日に後悔することの無いよう、一度このような本を読んで自分の立ち位置を確かめてみる、ということも必要なのではないかと思いました。

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