高卒認定試験を解説:令和5年度第2回の地理A(5番の問1)と地理B(1番の問3)


問題文

 キクさんは,諏訪湖に面する長野県下諏訪町の地域調査を行うために,資料1 と資料2 を得た。これらの資料から読み取ったメモとして下線部の内容が不適切なものを,あとの1 ~4 のうちから一つ選べ。

<資料1>

<資料2>

解像度が悪くて見えんぞという場合はコチラを参照 ⇓ 

<メモ>
 長野県下諏訪町は,長野県のほぼ中央に位置し,南は諏訪湖に面している。砥川が1 北から南へ流れ,扇状地に発達した町であることが分かる。町の歴史は古く,江戸時代には中山道と甲州街道が合流する交通の要衝としてにぎわった。また,諏訪大社下社の御柱祭は全国に知られている。土地利用の変化をみると,資料1 で「友之町」付近など各所にみられた桑畑は,資料2 では2 ほとんどみられなくなったことが分かる。また,資料1 の「四王」など中央本線「しもすは」駅南部は,資料2 では3 区画整理が進み,住宅や複数の工場などが立地したことが分かる。一方, 4 砥川の河口や諏訪湖の湖岸の形状は変化していないことが分かる。


最低限必要な基礎知識

  • 現代の一般的な地図は北を上にして描かれている

  • 水は標高の高い所から低い所に向かって流れる

  • 等高線の読み方

考え方

1:資料1でオレンジの〇で囲んだ等高線の数値を見ると、南の方ほど小さくなっている。つまり、北側の標高が高く、南側の標高が低い。


4:砥川について、資料1では河口で東に向かって曲がってるけど、資料2ではまっすぐになってる。諏訪湖の湖岸について、資料1ではガタガタしてるけど、資料2では滑らかになってる。

下諏訪町って?

20数年前に田中康夫知事の「脱ダム宣言」で有名になった町。

脱ダム宣言について詳しく知りたい人は

試し読みコーナーがないので読みやすさ不明。
下諏訪ダム関連の本は、この2冊以外にもたくさん出てます。


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