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左京大夫顕輔が百人一首に残した作品は?

左京大夫顕輔さきょうのだいぶあきすけが百人一首に残した作品は、、、

─── 目 次 ───
☆作品
☆意味
☆体言止め
☆文法解説
☆鑑賞
☆出典
★関連動画
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☆作品

♪ 秋風に
  たなびく雲の
  絶えまより
  もれ出づる月の
  影のさやけさ

です。
読みは、

♪ あきかぜに
  たなびくくもの
  たえまより
  もれいずるつきの
  かげのさやけさ

となります。

この歌は久安6年(きゅうあん6年→1150年)に、
崇徳院に捧げられた百首歌「久安百首」で発表されたものです。

☆意味

秋風に     (秋風に)
たなびく雲の
      (たなびく雲の)
絶えまより  (切れ目から)
もれ出づる月の
    (もれ出て来る月の)
影のさやけさ
  (光の
  澄み切っていることよ)

☆体言止め

5句:さやけさ


☆文法解説

1句:「に」原因・理由の格助詞

2句:「たなびく」は、「横に長く伸びる」

3句:「より」起点の格助詞

5句:昔は「光」のことを「影」と表現した
   「さやけさ」
   形容詞「さやけき」が
   名詞化したもの

☆鑑賞

誰もが、一度は体験したことがある、月夜の情景。

☆出典
★新古今和歌集

★関連動画


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