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大中臣能宣朝臣が百人一首に残した作品は?

大中臣能宣朝臣おおなかとみのよしのぶあそんが百人一首に残した作品は、、、

─── 目 次 ───
☆作品
☆意味
☆序詞
☆文法解説
☆鑑賞
☆出典
★関連動画
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☆作品

♪ みかき守
  衛士のたく火の
  夜はもえ
  昼は消えつつ
  ものをこそ思へ

です。

読みは、

♪ みかきもり
  えじのたくひの
  よるはもえ
  ひるはきえつつ
  ものをこそおも

となります。

太字一カ所が変わります。

この歌は、大中臣能宣朝臣が若かった頃に、恋する女性のことを思って詠んだ歌です。

(この歌が、大中臣能宣朝臣の作品ではないとする説もあるそうです)

「みかき守」とは、御所の門を守る兵士のことです。

☆意味

みかき守
  (御所の門を守る兵士)
衛士のたく火の
   (その兵士たちの
     焚くかがり火は)
夜はもえ   (夜は燃えて)
昼は消えつつ
  (昼は消えているように)
ものをこそ思へ
    (その炎のように
    私は恋をしている)

☆序詞

1句・2句が、3句・4句を
引き出す

☆文法解説

4句:《つつ》反復・継続の接続助詞

5句:「こそ」強意の係助詞
   +「思へ」已然形
   で、係結び


☆鑑賞

大中臣能宣朝臣の恋の炎は、夜は燃え上がり昼は魂も消え入るようになってしまうという歌です。

その恋の炎が「みかき守の焚くかがり火」のようであると喩えています。

☆出典

『詞花集』恋上・225

★関連動画


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【大中臣能宣朝臣】

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