莫大になった社会保障費
現在、日本の国家予算で最も割合を占めているのは『社会保障費』です。
2024年は137.8兆円、一般会計でも約37兆円になります。(一般会計の総額:112兆円)
ちなみに防衛費は約7兆、公共事業費は約6兆、文教及び科学振興費は約5兆となっており、突出して社会保障費が多いことが分かります。
社会保障費は年金や医療・介護・福祉に主に使われており、特に私が着目するのは医療費が平成元年と比較し約3倍になっていることです。
医療や医療技術は日進月歩でより良いものになっているはずなのに国の医療費は年々増加している。
人口1人当たりの医療費は年間約35万円となっています。
みなさん、年間35万円使っている感覚はあるでしょうか?
仕事で患者や顧客の自宅を訪問した際に見る大量に余った薬や湿布、病院勤務をしていた時は病院へ運動をするためにくる患者もいました。
昔、某芸人さんが病院に来てないと体調が悪いのではないかと揶揄したこともありましたが、実際の医療現場でも本当にそのような事が起こっています。
そんな医療費の中でも今回は"がん"について。
抗がん剤治療等でがんの治療費は高額です。自由診療はまだ良いですが、保険診療になると高額療養費制度が使えるため、患者の自己負担は約10万円程度で治療ができます。
制度自体の良し悪しはおいておき、何百万、下手すると何千万の治療が安くできるのですが果たしてその治療でどれだけの人が救われているのでしょうか?
大前提、がんは"生活習慣病"です。
発症する主な原因は食生活です。これは何を食べるか、どう食べるかなども含まれます。
遺伝や酒・タバコ、食品添加物などよく耳にしたり目にする機会があると思いますが、WHOの報告では圧倒的に食生活(diet)の割合が多いです。
まずこれを知らない方は知りましょう。
そしてがん患者は毎年増加しています。ということは高額な医療費がかかるがん治療を受ける方も増えているという事です。
日本人の死因第一位は『悪性新生物』です。
これをどうにかしなければ日本の医療費は増え続け、相対的に社会保障費も上がり国民の負担が増えるということです。
だから食事を含む生活習慣を見直していかなければいけないのです。
特にがんに関わってくる食品は小麦、植物油、糖類、乳製品です。
戦後日本はこれらの食品が押し付けられ、今だに抜け出せずにいるどころか快楽報酬系の作用で依存している人もたくさんいます。
『甘いものが食べたい』
『油物を食べ始めると止まらない』
『パンやパスタが大好き』
まさに依存症です。食べたくてしょうがなくなる方、ついつい手に取ってしまう方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
戦前まで日本人はこれらをほとんど摂取していませんでした。そして塩も精製塩ではなく天然塩を食べていましたが専売公社により26年間精製塩しか食べれなくなった時代もありました。
この塩も胃がんなどに大きく関与しています。
"今の当たり前は普通ではない"
これに気付く方が増えれば、がん患者も減ります。
日本人は元来米を食べ、油(フライパン)を使わない民族でした。
砂糖も砂糖により衰退した国を見てきた過去から避けられていた物です。
植物油、小麦、乳製品は戦後GHQにより余った物を押し付けられ、大人になっても食べ続けるように子供の給食に出されるようになりました。
戦争に負けたから食べるようになった物なんです。
"食生活は人を変える"
この画像にもあるように日本人はとても體の強い人種でした。
当たり前の光景だったこのような光景を見て驚くという事はおかしな事なんです。
写真の女性は筋肉隆々ですか?
今、重い物を持つにはどうすれば良いか?と問われるとほとんどの人は『鍛える』と答えるのではないでしょうか?
前の記事でもお伝えしましたが"動作に筋力は必要ありません"。
こういった思考もまたグローバリズムに流された末路とも言えます。
日本人の魂、日本人の體を取り戻すことで医療費をはじめとする社会保障費は減少し豊かな暮らしになっていくと私は信じています。
〜日本の医療費削減と健康寿命延伸〜