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読書健康手帳

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リアリティのある体験を交えた読書記録。最後に思い出の写真や個人的なエピソードも記載しています。
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記事一覧

不安定を力に変えられないのか|ジュディス・バトラー「アセンブリ:行為遂行性・複数…

「不安定な状態を妥協して安定に見せることほど危険なものはない」一言で、これが今回のnoteで…

100〜
割引あり
ジョン | Jong
1か月前
1

真っ白な産着がそのまま白装束になる悲しみの前に立って|ハン・ガン「すべての、白い…

どうしようもない胸の痛みが心臓をぐっと掴み、息がしづらくなるような悲しみを感じることがあ…

100〜
割引あり
ジョン | Jong
2か月前

語らずに語る、淡い傷跡の癒し方 | アンダース・エンブレム「ヒューマン・ポジション…

気がつけば12月。 しかし、特別な予定があるわけでもなく、どこか静かな日々が続いています。…

ジョン | Jong
2か月前
12

荒地に吹く風が示す道しるべ | ジル・クレマン「第三風景宣言」 | 読書健康手帳005

「ありのままの風景」。その言葉を聞くと、多くの人は、美しい夕日や静寂な湖面、あるいは雄大…

100〜
割引あり
ジョン | Jong
2か月前
6

深夜特急に乗って、生きててよかったと思えた夜が確かにあった | 椋本湧也「26歳計画…

最近、『読書健康手帳』という名前で、読書の記録をまとめています。今回は、久々に自分の原体…

ジョン | Jong
3か月前
22

なぜ放浪癖を抱き、離れた土地へ惹かれるのか | テジュ・コール「オープン・シティ」|…

職場の帰り道、皆さんはまっすぐ家に帰れていますか? 私には、それができない。どれだけ最短…

100〜
割引あり
ジョン | Jong
3か月前
2

眠れぬ夜に寄せて思いにふける | アントニオ・タブッキ「インド夜想曲」 | 読書健康手帳002

今日もシアトル発「星の珈琲」のコーヒーはやっぱり苦い。一昔前に比べると少し焙煎度が浅くなった気がするけれど、それでも変わらず苦味が立っている。クリスマスが近いせいか、坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」が流れている。わかりやすい選曲だよね。クリスマスと言われなくても、自然とその気分にしてくれるこの距離感が心地よい。作品に対しても同じような距離感が好きなんだ。でも、「星の珈琲」には作業スペースとしてかなりお世話になっているから、あまり辛口なことは言えない。ありがたい場所だな

¥100〜
割引あり

非暴力は、必ずしも暴力の対立者ではない | ジュディス・バトラー「非暴力の力」 | 読…

2024年11月。 世界は平和なように見えて、全く平和ではない。スーザン・コリンズの小説を映画…

100〜
割引あり
ジョン | Jong
3か月前
7