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元祖平壌冷麺屋note(214)

秋の空には、今朝、切った娘の爪のような月が浮かんでいた。

涼しいね、と娘に言ったら、「涼しいときと、雨の時は、幼稚園のころを思い出す」と返ってきて、まるで小説の出だしだった。

『三体』を読み終えた、2年前も2年後の再読(いま)も、33冊目というのは、三体世界からの、何かしらの力が作用しているのだろうか。

という訳で、この日記は、智子遮断室で、書いている。

来月には、WOWOWでドラマ化、来年にはネトフリでドラマ化されるけど、前日譚とスピンオフも、読んでおこうと思い、ひとまず『三体0』を購入。さらに、注文していた、推しの作家の新作『無法の世界』も購入。ほくほく。

足が謎の筋肉痛だったけど、朝ランを再開したからだと思い至った。そりゃそうだ。

呉勝浩『爆弾』 読了。面白さが爆発していた。

容疑者の「スズキタゴサク」は、つまり「ジョン・ドゥ」のような名無しのモンスターなのか。 セブンやジョーカーの和製版のような雰囲気もあるけど、それでも、何故かケビン・スペイシーやホアキン・フェニックスの顔ばかり浮かぶのだった。

秋の気配が近づくと、運動も読書もはかどる。


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