ジョナ

冷麺マン4世( 元祖平壌冷麺屋4代目 )。 映画ライター。 主に「 本と映画と、平壌冷麺 」に関する備忘録です。 断酒中。

ジョナ

冷麺マン4世( 元祖平壌冷麺屋4代目 )。 映画ライター。 主に「 本と映画と、平壌冷麺 」に関する備忘録です。 断酒中。

最近の記事

  • 固定された記事

読書とわたし( 2012年4月21日 )【 エッセイ 】

「 一杯のカクテルが人の人生を変えることがある。 」というのは、とある小説の冒頭の文ですが、「 一冊の本 」が人の人生を変えることもあるのです。 私には小5の頃に、たった一人で無人島に漂着した経験があります。頼るべきものもなく、毎日が死ぬか生きるかのサバイバル生活を送ったのです。強烈な体験でした。 きっかけは、担任の「面白いよ」という一言と、私の前に差し出された一冊の本。それは、ポプラ社の少年少女文学館シリーズ「 ロビンソン漂流記(デフォー作) 」といい、その本のずっしり

    • 元祖平壌冷麺屋note(252)

      歌ッテルさんの歌「ええんじゃね」を聴きながらシャワーを浴びて、愉快に新しい一日が始まった。 朝レレ。オアシスの「ワンダーウォール」を録画。記録用に、1分以内にまとめる。もちろんイントロの前の咳払いも入れる。それが、ええんじゃね。 ウクレレを背負い、健診へ向かう自転車で、「理想」を聞いていると、ジョンレノンの「イマジン」には続きがあったのだと気づき、涙が流れた。 年に一回の、喫茶わが町でのアイスコーヒー。健診前だからドリンクのみ。お釣りの20円をチップに渡したら、マスター

      • 元祖平壌冷麺屋note(251)

        朝レレ。音階と、タブ譜の「星に願いを」をゆっくり弾いて、前夜に残した皿洗いの後に、シャワーを浴びてから、読書部屋でウクレレを弾いた。 昨夜に書き写した、ジョン・レノンとオアシスの曲。 韓国語教室でも、話していることだけど、子どもがなぜすぐに言語を習得できて、大人は難しいのかというと、モノマネの能力と羞恥心の有無にかかっているそうだ。 だから、ウクレレも真似ながら、恥は晒すべきだと思い、3週間少しずつ弾いていた「デイドリームビリーバー」を自撮り撮影し、それに止まらず、イン

        • 元祖平壌冷麺屋note(250)

          レインと過ごすようになって、ここ3週間、ずっとうれしくて、ずっと楽しい。 今年に入って、コツコツとギター貯金をしていたのだけど、カタカムナのライブで知り合った、歌ッテルさんに背中を押していただき、ギターはさて置いて、ウクレレを買うことになった。 だって、そのときに聴いたウクレレの演奏が、本当に素敵でカッコ良くて、底なしに楽しかったから。 ウクレレがハワイ発祥ではなく、ポルトガルから伝来し、王様が普及させたという話や、ウク(のみ)がレレ(跳びはねる)という楽器名の由来も、

        • 固定された記事

        読書とわたし( 2012年4月21日 )【 エッセイ 】

          元祖平壌冷麺屋note(249)

          朝、ザ・タイマーズの曲をずっと聴いていて、誰もが正体を知る覆面バンドという説明に、自分は知らないんだけど、「誰もが」とか、「みんなが言ってるよ」とか、そういう言い回しが昔から苦手だった。 ザ・モンキーズ「デイ・ドリーム・ビリーバー」の日本語カバーは、高校時代にヴィレッジヴァンガードで買った、羊毛とおはなのアルバムに入っていて、今もずっと聴いているうちに、いつか弾きたいと思うようになった。 カラオケで歌ってみるときには、ザ・タイマーズの名前で登録されているため、それで名前だ

          元祖平壌冷麺屋note(249)

          元祖平壌冷麺屋note(248)

          小4絵本読み聞かせの見学に、OBの方が2名来られるとのことで、付き添って見学。 はじめて見学する学年だったけど、OBの方は、同学年のクラスの反応の違いについて、先生の指導方法の面と、学生たちの成長度の違いの観点から意見を述べられていた。 きっと教育者だったのだろうと察しをつけたら、現役の塾長さんでもあった。40年以上の大ベテラン。 韓国語教室、Mさん2回目のマンツーマンレッスンのため、喫茶イフまで自転車で移動。前回の復習をしながら、母音の発音の練習をして、子音と組み合わ

          元祖平壌冷麺屋note(248)

          元祖平壌冷麺屋note(247)

          5年生のみなさん、おはようございます。 ボクはチャンスギと言います、スギチャンと呼んでね。 好きなものと、嫌いなものは、今から絵本を読むことで紹介しますね。 まずは、嫌いなものから。文、谷川俊太郎「せんそうしない」。 スギチャンのひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんは、100年前に、隣の国から日本に渡ってきましたが、戦争のせいで、帰れなくなり、日本で暮らすことになりました。 だから、スギチャンも日本に住んでいます。 次は、好きなものを紹介しますね。みなさんは、ビート

          元祖平壌冷麺屋note(247)

          元祖平壌冷麺屋note(246)

          フランツ・カフカが、公園でお気に入りの人形を失くして泣いていた女の子を元気付けるために、人形から預かったという手紙を想像で書きながら手渡していたというエピソードを「人形から届いた手紙ーベルリンのカフカ」という絵本で三年生の子供たちに読み聞かせた日に思い立って、100年前のカフカの日記を1003で思い切って購入したことが、カフカ好きの読書家の方が住まわれている屋敷への切符となって、入口が開いた。 その方は仕事を引退してからは、その屋敷で本を読む生活を続けているそうだ。その話に

          元祖平壌冷麺屋note(246)

          元祖平壌冷麺屋note(245)

          娘の学校の課題で、生まれた時からいまに至るまでのことを、家族や知人にインタビューしてまとめるというものがあり、 冬休みには生まれたときのこと、そして今回は1歳から3歳のことを調べるということだった。 今回のインタビュアーは、父であるワタクシ。娘が終日、冷麺屋にいる日でもあったので、お店にちなんだことを主として話した。 <いつもニコニコ笑顔で、冷麺が大好き。お店では楽しく歌ったり踊ったり、お手伝いも頑張っていて、卵をむいたり、お箸の補充をしたりしていました。お客さんたちに

          元祖平壌冷麺屋note(245)

          元祖平壌冷麺屋note(244)

          教員最後の年に担任をした、教え子たちの同窓会に招待された。ひと月前に幹事役の学生からメールが届いたのだった。 仕事が終わってからの途中参加、会場へは、草野心平の「いぼ」を朗唱しながら登場した。緑のトレーナーで。 <いよう、僕だよ、出てきたよ。いぼがえるだよ、僕だよ。びっくりしなくってもいいよ。・・・> 彼らの初めての授業での登場シーンを再現したのだった。 10年前に中学1年生だった子供たちは、すっかり大人になっていた。 自分以外に、元同僚も3人招かれていて、1人は学

          元祖平壌冷麺屋note(244)

          元祖平壌冷麺屋note(243)

          三が日の3日目、娘と香菜里屋さんでモーニング初め。店員さんたちと、常連さんと新年の挨拶を交わす。おしぼりの袋がお正月っぽかった。重役さん(おばあちゃん)が娘に、千代紙をくださり、途中まで鶴の折り方を教えてくださった。 HATシネマズで、ディズニー100周年記念映画「ウィッシュ」鑑賞。これまでの100年と、これからのディズニーを感じさせる作品だった。でも、本編よりも、10分のショートムービー「ワンス・アポン・ア・スタジオ」にウルッと来た。 帰宅後、追加のお年玉絵本を買うため

          元祖平壌冷麺屋note(243)

          元祖平壌冷麺屋note(242)

          家族三人で、市バスに乗って六甲道まで。娘の初買いに付き合う。お年玉でステップで靴と、古本市場でポケモンのソフト、文具屋で筆箱を買った。 サイゼリヤで昼食。注文と配膳、会計以外は、ほとんどセルフサービスになっていて、どこかの席から「ここはお水もおしぼりもないんかいな」というおばちゃんの声が聞こえた。おしぼりもお水もセルフだった。 夕方に、娘を連れて元町へ。本の栞で、妻へのお年玉本(オカザキジャーナル)を購入。店主さんに蜜柑を二つ頂く。 目当ての焼肉屋がお正月休みだったので

          元祖平壌冷麺屋note(242)

          元祖平壌冷麺屋note(241)

          元旦は、平壌冷麺屋の三階に、親戚が集合。新年の挨拶。年男で社会人二年目の又従兄弟が、代表して今年の抱負を話す。 例によってお年玉に本を添えた。 娘には、原作小説「魔女の宅急便(角野栄子)」、甥っ子には、ミニ絵本「くまさん くまさん なにみてるの?(エリック・カール)」。 それから小学生には「ロスト ターン(ブルック・ニューマン)」。昨年の「リトルターン」一昨年の「かもめのジョナサン(バック)」に繋げた。 ビールの王冠を集めている、読書好きの中学生には、「恐竜レッドの生

          元祖平壌冷麺屋note(241)

          元祖平壌冷麺屋note(240)

          昨日の、冷麺屋最終日は、午後五時半で品切れとなった。完売御礼。 終日、お店にいた娘と、たこいけでプチ忘年会。明石焼き、炊き込みおにぎり、豚キムチ、フライドポテト。妻へのテイクアウトでソースマヨ明石焼き。 懐かしいインドルーツのバイトの子が、助っ人で来ていたので、ベンガル語の話を少しだけした。 大みそか。昨年と同じように、な也さんの前で、年越しそばを買うために、ひとりで一時間前から読書しながら待っていたら、30分早く、お先に買わせてくれた。ありがとうございます。 おかげ

          元祖平壌冷麺屋note(240)

          元祖平壌冷麺屋note(239)

          クリスマスの日の朝、娘はプレゼントとサンタさんの手紙と絵本を嬉しそうに手にした後、真夜中にサンタさんを見たよ、と自慢気に話していた。 ドキッとして「赤い服を着ていた?」と聞いたら、「黒い影しか見えなかったけど、誰かと話をしているみたいだった」ということだった。トナカイのルドルフか、妖精のエルフと話していたのかなあ。 聖夜に一人ホラー映画を観ていた、変なおじさん説は消えたのだった。 休日は、娘が英語のウィンター・スクールへ行ったので、妻と数年ぶりのデート。仁川へ墓参りに行

          元祖平壌冷麺屋note(239)

          元祖平壌冷麺屋note(238)

          神様はいるの?いないの? オニは? カッパは? サンタクロースは? 信じていれば 本当? 信じていなければ 嘘? 小2の時に、学校から帰ってきて玄関口でオモニに「サンタさんは、アボジとオモニなんでしょ?」と訊ねたら、「そんなことないよ、本当にいるよ」と笑いながら返事がかえってきたのに、その後、泣きながら反論したら、本物のサンタは来なくなってしまった。 同じ年になった娘が寝る前に「サンタさんってパパなの?」と訊ねたので、いよいよその質問が来た、と思いつつも、「うーん、なん

          元祖平壌冷麺屋note(238)