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元祖平壌冷麺屋note(159)

「トリケラトプスがかっこよくて。つのも目もすごいなとおもいました。トリケラトプスかっこいいです。」

と、ゲストカードに感想を書く娘が、いつもより大きく見えた。

ゲストハウスMAYAで開催されていた、「ししよしよし と 恐竜の部屋」の最終日に駆けつけたのだった。

娘のリクエストというよりも、自分自身が行きたくてたまらなかったから。子どもの時から恐竜に目がなく、絵本、図鑑はもとより、恐竜の登場する小説も手に入ったら、読むようにしている。

ジュラシック・パーク、さよならダイノサウルス、午後の恐竜、恐竜レッドの生き方、失われた世界、恐竜物語・・・。

科学雑誌Newtonの恐竜特集には、目を通す。最新号では、恐竜の絶滅に至った過程が具体的に書かれていた。

しかし、恐竜は絶滅していない。深海を泳ぎ、空の世界を自由に飛び回っている。

そして、人間の手によって、いつでも彼らの世界を蘇らせることができるのだ。小説や映画の世界だけではなく。

描くことによって。魔法のように。

それを鑑賞した娘の心の中や、ボク自身の心の中で、太古の生物たちは、縦横無尽に走り回り、咆哮を上げ、あるいは身を寄せ合って、生きているのだった。

飼うとすれば、プロコンプソグナトゥス(コンピー)がいいな。

コンピーは、最近になって、実は存在しなかったとされているけど、<存在しないもの>を証明することはできないのだ。

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