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【健康に悪影響】テレビとの正しい付き合い方
朝起きたら…
家に帰ってきたら…
食事中に…
何気なくつけてしまうテレビ
テレビをつければ、次々と飛び込んでくる健康に関する警告や「これが危険!」といったニュース。
「あれを食べると病気になる」「これを避ければ健康になれる」という情報があふれていますが、これらの情報に振り回されていませんか?
今回は、テレビが視聴者に与える心理的・身体的影響について掘り下げ、健康を守るための新しい情報との向き合い方を提案します。
テレビは視聴率のために恐怖を煽る?
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テレビ番組の目的の一つは、視聴率を稼ぐことです。
視聴率を上げるためには、多くの人の目を引き、関心を持たせる必要があります。
そのため、健康や生活に関するニュースであっても、センセーショナルで不安を煽る内容に偏りがちです。
例えば、食べ物に関する話題で「これは健康にいい」というポジティブな情報より、「これを食べると危険」「食べるだけで病気になる可能性」といったネガティブな情報のほうが注目を集めやすいのが現実です。
こうした報道は、必要以上に恐怖を感じさせ、視聴者を不安定な状態にすることがあります。
恐怖が心と体に与える悪影響
恐怖や不安が続くと、私たちの心と体には以下のような悪影響が及びます。
感情への影響:ネガティブ思考の連鎖
ネガティブなニュースを見ると、感情が不安定になり、ストレスが増加します。
この状態が続くと、ポジティブな出来事にも否定的な解釈をしてしまい、日常生活の満足度が低下します。恐怖によるIQの低下
恐怖を感じると、脳はサバイバルモードに入り、短期的な危機への対応を優先します。
このため、論理的な思考や問題解決能力が低下し、一時的にIQが下がることが研究で示されています。ホルモンバランスの乱れ
長時間ストレスを受けると、コルチゾールというストレスホルモンが過剰に分泌されます。
このホルモンは短期的には役立ちますが、長期的にはホルモンバランスを崩し、免疫力低下や体重増加、不眠症を引き起こす可能性があります。睡眠の質が低下する
寝る前にテレビを見て、恐怖や不安を感じるニュースを耳にすると、脳がリラックスできず、寝つきが悪くなることがあります。
これが慢性的に続くと、睡眠不足や疲労感につながります。
悪いニュースを見続けることで体に起こること
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悪いニュースを日常的に見続けると、以下のような悪循環が生まれます。
ストレスの慢性化
ネガティブな情報を繰り返し目にすることで、脳が常に危険を感じる状態に陥ります。
これにより、心拍数が上がり、血圧が高くなるといった身体的なストレス反応が慢性化します。感情的な麻痺
悪いニュースに慣れてしまうと、本来恐れるべき危険にも感覚が麻痺し、重要なリスクを見逃してしまうことがあります。情報の歪みが広がる
テレビの報道が全て正確とは限りません。
一部の情報が過剰に強調されることで、私たちのリスク認識が歪められることがあります。
健康的な情報との向き合い方を学ぶ
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テレビが悪いわけではありませんが、情報を受け取る側として意識的に向き合うことが必要です。
以下の方法を試してみてください。
情報を鵜呑みにしない
一つのニュースや特定の番組だけに頼らず、複数の情報源を確認する習慣を持ちましょう。
また、過剰に恐怖を煽る内容には警戒心を持つことが大切です。情報断食を試す
一定期間、ニュースやテレビから離れてみることで、心の平穏を取り戻すことができます。
特に、寝る前の1〜2時間はテレビやスマホを見ないようにして、リラックスした時間を作りましょう。ポジティブな内容を選ぶ
不安や恐怖を感じさせるニュースではなく、気分を明るくしてくれるポジティブなコンテンツを選ぶよう心がけましょう。
ドキュメンタリーや自然番組などがおすすめです。自分で行動する
健康情報に関心があるなら、自分で調べたり実践したりすることが重要です。
行動に移すことで、不安が軽減され、情報に振り回されることが少なくなります。
テレビを見ない習慣をつくるための具体的なステップ
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テレビを見ない生活を始めるには、少しずつ生活習慣を見直し、代わりとなる行動を取り入れることが大切です。
以下に具体的なステップを挙げてみました。
1. テレビ視聴時間を記録して把握する
方法: 一週間、自分がテレビを見ている時間を記録します。どの時間帯にどれだけ見ているかを把握することで、無意識に費やしている時間が分かります。
目的: どれくらいの時間をテレビに使っているかを自覚し、減らす意識を持つこと。
2. 目的を持った視聴に切り替える
方法: 「何となく見る」をやめ、見る番組を事前に決める習慣をつけます。必要な番組以外はテレビをつけないルールを設定。
例: ドラマ1本だけを見る、ニュースは特定の時間に見る。
目的: 無駄な視聴時間を減らし、生活をコントロールする。
3. テレビをつけない環境を作る
方法: リモコンを手の届かない場所に置いたり、テレビを部屋の隅やカバーで隠す。場合によってはテレビをコンセントから外すことも効果的です。
目的: テレビをつける動作をわざわざしなければならない状況にして、無意識に見始めるのを防ぐ。
4. テレビ以外の娯楽を取り入れる
方法: テレビの代わりに楽しめる活動を見つけます。
読書やオーディオブック
音楽やポッドキャストを聴く
運動や散歩
趣味の時間(料理、手芸、絵画など)
目的: テレビを見ない時間を楽しいと感じる習慣を作る。
5. 情報収集の手段を見直す
方法: ニュースや情報をテレビではなく、ネットや新聞、雑誌、信頼できる情報源から得る習慣をつける。ニュースアプリを使えば、必要な情報だけを効率よく収集できます。
目的: テレビが唯一の情報源にならないようにする。
6. 家族や同居人とルールを共有する
方法: 家族や同居人と「テレビ視聴ルール」を共有します。テレビをつけっぱなしにしないことや、一緒に見る時間を限定することを話し合います。
目的: 周囲の協力を得て、テレビを見ない環境を作る。
7. 見る代わりに「やる」活動を増やす
方法: テレビを見る時間を使って、実際に行動する機会を増やします。
家の掃除や片付け
料理や新しいレシピに挑戦
スポーツやジムに通う
目的: テレビ視聴が生活の中心にならないようにする。
8. 寝る前はテレビを見ないルールを作る
方法: 寝る1時間前はテレビを消し、代わりにリラックスできることをする(読書、瞑想、ストレッチなど)。
目的: 睡眠の質を高めるため、寝る前の刺激を減らす。
まとめ:健康な心と体を守るために
テレビは情報を得る手段として便利ですが、視聴率を意識したセンセーショナルな内容が心や体に与える影響を無視してはいけません。
恐怖や不安に支配されず、情報を選び取る力を養うことで、心と体の健康を守ることができます。
今日からテレビとの付き合い方を見直し、より良い生活を手に入れましょう。
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