タイのカットフルーツと味変パウダーの奥深い世界
ほぼ毎日食べている、タイのカットフルーツ。
パパイヤ、マンゴー、グァバ、パイナップル、スイカ……。
食後のデザートには多過ぎるくらいの量が入って1袋20-25バーツ(80-100円)という安さ。
東南アジアによくある、フルーツにちょい付けするパウダーも種類豊富。
タイのフルーツ文化の面白いところは、このパウダーで酸味や多少のえぐみがあるフルーツもおいしく味変させること。
ちなみに、フルーツにつけるパウダーは、クルアン チム ポンラマーイ เครื่องจิ้มผลไม้というらしい。
よくあるのは、梅の甘酸っぱいピンクのパウダーや、塩と砂糖とチリパウダーのオレンジ色のパウダーなど。
なかでも私のお気に入りは、ガピ(発酵エビ)と砂糖、チリパウダーを混ぜたガピワーンベップヘーンกะปิหวานแบบแห้ง(通称ガピ)。
初めて食べたときは、魚介の風味とフルーツ?と思ったけど、甘くないグァバやカリカリの酸っぱいマンゴーと食べると、未熟で味気なかったフルーツが10倍くらい美味しくなるのです。不思議。
パウダーではなく、ペースト状のガピワーンベップナームกะปิหวานแบบน้ำ もあって、これもおいしい。
フルーツパウダーやディップのレシピ(タイ語)はこちら👇
これらのパウダーは屋台によって配合が違い、すごく辛かったり甘みが強かったりといろいろ。それもまた楽しい。
マレーシアのフルーツロジャッと似ている?
ちなみに、ガピを使った甘いソースをフルーツに付けて食べる料理は、隣国のマレーシアにもあります。それが、フルーツロジャッ Rojak。
ガピのマレーシア版、ブラチャンを混ぜた甘酸っぱくてかつ辛いソースで、具材はパパイヤやパイナップル、キュウリも入っていたり、フルーツサラダみたいな感じ。
同じ東南アジア、食べ物もやっぱり似ていますね。
タイ語メモ
เครื่อง クルアン 材料、モノ
จิ้ม チム ディップ
ผลไม้ ポンラマーイ 果物
กะปิ ガピ 発酵エビペースト
หวาน ワーン 甘い
แบบ ベップ 種類
แห้ง ヘーン 乾いた