環境にやさしい薪ストーブをとうとう購入した話
今年、とうとうあこがれだった薪ストーブを購入することになりました!
いえーい
薪ストーブと言えば、値段が高いイメージがあったのですが、本体、煙突、設置費用全部込みで20万円以内で収まりました。
購入したメーカーは、ホンマ製作所
というところです。
とりあえず、使ってみてのメリット、デメリットお伝えします
メリット
・見ていて楽しい
・じんわり暖かくてきもちいいいい
・燃料はその辺の木なのでランニングコストがかからない
・人が良く集まるようになった
・子供が喜ぶ
・焼き芋がいつでもできる
・環境にいい
・電気を使わないため災害時に強い
デメリット
・薪を切るのが大変
・定期的にくべないといけないので少しめんどくさい
・熱くなるので、子供や猫に気を遣う
・20万円の初期投資がかかる
・間伐材の生木は水分が多くすぐに使えないため、1年ほど保管しておく場所が必要
※乾いた薪を購入すれば解決するがその分金がかかる
※単価100キロで5000円とかします。一冬で2トンくらい燃やので10万円かかる。
今回はメリットの中にあった、「薪ストーブは環境にいい」ということにフォーカスしてお話します。
なぜ、薪ストーブは環境にいいの?
①薪を燃やすことと、石油を燃やすことの違い
今、温暖化の原因となる二酸化炭素の削減が世界中で取り組まれています。
もちろん、薪を燃やすことでも二酸化炭素は排出されますが、その元となる炭素はそもそも光合成により、木が薪になる過程において空気中から取り込まれたものです。
つまり、それを燃やしても、空気中にあったものがまた空気中に戻るだけで、大きな意味合いとして二酸化炭素が増えるわけではありません。
このような環境の炭素循環量に対して中立の仕組みを「カーボンニュートラル」と呼ぶそうです。
一方、石油はどうでしょうか?
石油も、もともとは自然物なので、それを燃やしても行って来いの「カーボンニュートラル」のように思えますがどうでしょうか?
たしかに、地球が誕生してからの目線で見ると「カーボンニュートラル」と言えそうです。
地球の歴史をみてみると、地球誕生後は今よりも二酸化炭素濃度がかなり高かったそうです。
それが徐々に減っていき今の濃度になったと考えられています。
それは、考えてみれば当然ですよね。大昔は植物はもちろん、動物などの有機物は存在せず、炭素はどこにも固定されなかったため、大気中にあったと考えれば当たり前です。
空気中の炭素は、長い年月をかけ、植物や動物に固定されていき、そしてその死骸などが地中に埋まり、石油になっていきました。
何億年もかけての長い年月です。
このようなゆっくりしたスピードで環境が変化していけば、生物は進化し環境に適応していきます。
しかし、今問題となっているのは、この何年もかけて変化してきた環境を一気に変化させてしまうことです。
石油は何億年もかけて大気中の二酸化炭素を地中に固定化してきました。
これを、ここ200年のあいだで人間は燃やし続けているのです。
環境がいきなり変化し、対応できない生物がたくさん出てくるのは当然の結果なのです。
ということで、何億年もかけて地中に固定された石油を短時間で燃やしまくることは、環境の変化を早めすぎるので環境に良くないこととと言えそうです。
②薪の材料として間伐材を利用する
日本は戦後、全国で大掛かりな植林をしました。
当時の家は木材でできており、その需要を見込んでのことでしたが、結果あまり活用されないままになっています。
理由は、海外から木材を輸入した方が、安く、品質がいいからです。
ということで、日本の山には杉、ひのきが大量に放置されることになったのです。
その弊害として、現在国民病になっている花粉症が流行ってしまいました。
また、木を太く長く育てる過程においては、間伐が必要になるのですが、誰も間伐しない山には、もやしみたいな細い木がたくさん生えています。
そのような状態の山は、山の保水力は失われ、ひとたび雨が降れば、土石崩れなどの災害を招き、また、海に流れ込んだ土砂は二枚貝などを死滅させ海の環境悪化にもつながります。
薪ストーブを普及させることにより、間伐材の利用が進むのではないかと考えています。
なにせ、燃やせればいいわけですから、形や太さはそこまで問題ありません。
薪ストーブの普及により、個々の地域で循環社会が成り立てば素晴らしいと思っています。
ということで、みなさんも薪ストーブを購入し地球にやさしい人になりましょう!