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Re:WORK 013 初めての修了式

今日は、利用者さんの一人の修了式でした。
笑顔がとても素敵で、何事にも前向きに取り組む女の子です。
私は通い始めてまだ2ヶ月ですが、たくさんおしゃべりした人です。

いつからかわからないくらい雨が続いていたお天気でしたが、
今日は、すっきりと晴れて眩しい日差しが降りそそいでいました。
修了する彼女の明るさや清々しさを映し出しているようでした。

9:30   いつもは11時から通っているのですが、
修了式が1日日程なのを見て、朝からいた方がいいのかなって思って
早く来たつもりが、5分くらい遅刻してしまいました。申し訳ない。
みなさん、朝の掃除をしていました。スタッフさんに仕事をもらいました。

9:50   長机を取っ払って、卒業式のようにきちんと並べられた椅子に座り、
ここから、謎の時間が始まりました。

10分経っても20分経っても、何も始まらないのです。
その間、水分をとる人やトイレに行く人などの動きはありましたが、
スタッフさんからは、これといった指示もなく。

動く人がいなくなり、いつ始まってもいい状態になっているのに、
いつものようにパソコンから、スタバの音楽が流れているだけで。

なんとこの「謎タイム」は、50分ほど続きました。
途中、これも講義の一環なのかとか、何かを試されているのかとか思いました。
子どもなら暴動が起きてます。いや、野次が飛び交ってます。

今日は、この「謎タイム」について誰にも聞けなかったので、
明日以降、いいタイミングがあれば、聞きたいと思います。
何もさせないで50分も待たせることができるのは、
相手がいい大人だからですよ。

修了式は、卒業式のように、修了証の授与や、
送る言葉や修了生からの言葉などがありました。
始まってしまえば、あっという間の式でした。

その後、会場を準備して、お好み焼きとスープ作りになりました。

日頃、料理をしない私は、キャベツの千切りを避け、
ほどよい仕事に就くタイミングを逃しました・・・

周りの人は、誰もそんなふうに思わないだろうけど、
私は、「まずい。仕事がない。サボってる人だ。」と思っていました。

スタッフさんから、スープに入れるレタスを千切る係を言い渡され、
レタスを適当に千切ったら、千切り終わったところで、
「ちょっと大きいかな。もう半分に。」と言われ、
「縮むからこれでいいのに。」と思いながら、半分に千切ってました。

その後は、ありがたいことに、何かと仕事を見つけることができ、
後半に向かうにつれ、洗う物が出てきたので、
運んでは洗い、運んでは洗い、空いたテーブルを拭き、などしていました。

13:30   1人当たり2枚くらいの計算で、何度も焼いていたので、
遅めの昼食になりました。

とろけるチーズを乗せたお好み焼きに、
さらにソースとマヨネーズをかけていただきました。
チーズとソースとマヨネーズが同時にではなく、
ひと噛みごとに主張してきて、おもしろい食べ心地でした。

遅い昼食を終えると、もう14:00になっていて、
休憩を取り、片付けをしたら、もう日報を書く時間になっていました。

修了生とは、今週まだ会えるのでお話をしたいです。

すでに、何日か前に仕事の話はしていて、
不安も心配ももちろんあって、
今日の空のように澄み切った気持ちじゃないのは、聞いています。

でも、不安も心配もあるのは当然のことで、
それだから人間らしい。
しかも、リワークに来ている人たちは、
一度どこかでしんどい体験をしてきてる人たちだから、
働くことについて不安がなくなる日なんて来ない。

それでも仕事に向かって一歩ずつ歩みを進めてる姿勢は、偉いと思う。
自分がとかじゃなくて、改めてそういうことをしてる集団だと思って、
偉いと思った。

修了する人がいるというのは、
おめでとうもあり、
淋しくなるなもあり、
いつか私もこうなるのかもある。

しばらくは安泰だ、と思ってた自分に、
ちょっと違う風が吹いた1日だった。


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