骨董品が趣味で

 骨董品が大好きなんだ。黒上塗りの茶碗。これは愛用している
それに、仏像。物質には何かが宿っている。
手のひらで感触を味わう。職人が作った魂が入り込む。
それをゆったりと鑑賞し、手で感触を味わう。

骨董品に興味が出たのは高校生の頃だった。
ずっと骨董市場を眺め、いいなあ、という思い。
最初に買った茶器は、無名の作家だった。それでも、味わいがあり、好きだった。
虎と牛の闘争を描いた骨董。これもお気に入り。躍動感が溢れ、眺めていて、あきない。
それに龍の香炉。これで、お香を嗜む。インド産のお香だ。
わたしにはそういう趣味がある。アナログ派であるわたしは、こういった物質の趣を大事にする。

書物だって、紙の本を買う。
趣味、収集癖、こういうものは大事だとつくづく思う。

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