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クリティカル・ビジネス・パラダイム

山口周さんのクリティカル・ビジネス・パラダイムが届き、この3連休で一気読みしました。

山口周さんのファンなので、楽しみにしていたのですが非常に共感できる内容で"アクティヴィスト=クリティカルビジネスを実践する仲間"としてこちたのnoteを記載しようと思います。
*印象に残った箇所を自分なりの解釈で整理しており、完全に個人の解釈によるものです



甘やかされた子供

教育のこと?と思われる方も多いかと思いますが、違います。
これは教養のない消費行動をする消費者のことを指します。いわゆるダメな顧客です。
お金を払えば、何も悪くないと考えることもありますがそのような人を増やすと、無駄な仕事が増え、日本は本質的に豊かになっていきません。

センスの悪い国ではセンスの悪い商品は流行るが、センスの良い国では流行らない。
つまり、教養のない消費者に合わせた商品を発明しても、それは教養のない人にしか刺さらず、多くの人を本当の意味で幸せにすることはできません。それを生み出す仕事をする人々は、自分の仕事に誇りを持てますか?

なので、企業は顧客の声を聞いてビジネスを行う(顧客迎合型のビジネス=アファーマティブ・ビズネス・パラダイム)と顧客は甘やかされ、自分の思い通りにならないと教養のないセンスのない形で必要以上に文句を言う。
これからは顧客へ啓蒙して行くようなビジネス(クリティカル・ビジネス・パラダイム)が必要になるのです。

自分の仕事は無駄だ。隣の人の仕事は無駄だ。
そう思う方がいれば、まずは消費行動から変えてみる。自分が共感した物にお金を投資し、本質的な豊さを持った社会にしていく。

少数派の重要性

人々は多数派の意見を触れたときには「表面的な態度は多数派に接近するが、本音は変わらない。」のに対して、少数派の意見に触れたときには「表面的な態度は変化しないが、本音は変わる」

クリティカル・ビジネス・パラダイム(P128)

世の中はすぐに変わることはないが、自らの意見を持つことの重要性を示唆されていると思います。
態度変容をいますぐに促すことができなくても、本音の部分には刺さり心境の変化は生み出すことができる。
そうしたときに、自分の意見を持ちそれを発信し続けること。

少数派が社会をハックしながら変えていく。

短いですが、以上

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