見出し画像

短歌⑤(デカルトよ~)

こんばんわ!
おはぎです。

8月にプライベートが一区切りしたので地元に帰省してきました。
今では帰省するのは、お盆と年末の年2回になりましたが、帰る度にかつての漫画や教科書をひっくり返して読んでいます笑

この前は当時使っていた教科書を見つけたんですが、社会や国語の教科書は偉人の顔に鉛筆で落書きがしてありました。
(脳内では真面目に授業を受けてた優等生のはずだったのですが、、ここでも思い出は美化されるということを知りました笑)

私はオリジナリティがあまりない側の人間だったので、面白い落書きができるユーモアのある友人がすごく羨ましかったのを覚えています✨

今日はそんな落書きに関する短歌を一首ご紹介します。

デカルトよ 落書きしたのは悪かった
踏み出す手足を君も笑うか

尾作萩

この歌のシチュエーションは卒業式であり、もう一つのテーマとして(当時教科書に載っていた?)デカルトの「心身二元論※」をイメージしています。※人間を心と体に分けてそれぞれを別ものとして扱うという考えです。

晴れの舞台である卒業式、ユーモアたっぷりな少年は、きっと練習では「緊張なんかしない」と余裕ぶっていたことでしょう。

当日、卒業証書授与の場面では出席番号一番の子が呼ばれ、ひとり、またひとりと自分の番が近づいてきます。自分の名前が呼ばれた瞬間には緊張は最高潮。堂々と校長先生のもとまで歩いて行くはずが、手と足が一緒に出てしまうちぐはぐな歩き方に、、(という妄想です笑)

頭ではいつも通り歩け!と念じているのに、一向に体は言うことを聞きません。そして悟るのです、「頭と体が別々でいうことを聞かない、、これが社会の授業でデカルトがいってたやつか!」と。

後で友人から笑いものにされるのは必至。落書きをされたデカルトはこの状況を笑うのか、はたまた同情してくれるのか、、、結末はご想像にお任せします。

つい長くなってしましましたが、詠み手はこのくらい妄想に耽って短歌を作ってますので、引かずに温かい目で理解いただけると助かります笑笑

ここまで読んでいただきありがとうございました!

それではまた次回で~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?