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ChatGPTを使って体育のルーブリックを作成しよう


はじめに

体育の授業においてChatGPTを活用する方法を考えていきます。ChatGPTは動作などでは生かせる幅が限られてくることもありますが、今日はルーブリックを作成する方法について探求します。

ルーブリックとは?

ルーブリックは、学習者のパフォーマンスを評価するためのツールで、評価の観点と評価の尺度を明示的に示す表です。このツールを使用することで、評価が迅速で公平に行え、児童と教員との目標が共有されより公平な評価が期待できます。

テーマ:跳び箱のパフォーマンス評価

今回は、跳び箱の実技テストの評価です。具体的な評価項目尺度を設定して、跳び箱のテストを詳細に評価するルーブリックを作成しましょう。

跳び箱は開脚飛びのテストを行います。ちなみに学習指導要領によると次のようになっています。



ルーブリックの作成手順

ルーブリックの作成には以下の手順を従うことが役立ちます。

  1. 評価の観点を設定

    • 跳び箱のテストで評価したい項目を考えます。例えば、着地の安定性、ジャンプの高さ、テクニックなどが考えられます。今回は以下のように設定しました。

開脚跳びの行い方を理解している。助走から両足で踏み切り, 足を左右に開いて着手し,跳び越え て着地することができる。

  1. 評価の尺度を設定

    • 各評価項目に対して、尺度を設定します。尺度は、満点や最低点などの基準を示すものです。例えば、安定した着地ができたら5点、失敗したら1点などと設定します。


  1. 最高点と最低点のパフォーマンスを記述

    • 各評価項目において、理想的なパフォーマンス(最高点)と最低限求めるパフォーマンス(最低点)を詳細に記述します。跳び箱の場合、例えば最高点は「着地が安定し、高さも十分にある」といった具体的な記述になります。

  1. 中間点のパフォーマンスを記述

    • 最高点と最低点の間に位置するパフォーマンスについても記述します。例えば、「着地は安定しているが、高さに改善の余地がある」といった記述です。

では、形にしてみましょう。


ChatGPTを使ってルーブリックを作成する。

出力された内容は以下のようになります。

跳び箱パフォーマンス評価ルーブリック(3つの尺度)
着地の安定性:

優:助走から両足で踏み切り、足を左右に完璧に開いて着手し、跳び越えて安定して着地できる。
良:助走から両足で踏み切り、足を左右に開いて着手し、跳び越えて安定して着地できる。
可:助走から両足で踏み切り、足を左右に開いて着手し、跳び越えて着地するが、安定感にやや不安がある。
ジャンプの高さ:

優:助走から両足で踏み切り、非常に高く、技術的に優れた跳躍を示す。
良:助走から両足で踏み切り、高く、技術的に良い跳躍を示す。
可:助走から両足で踏み切り、まずまずの高さで、基本的な跳躍を示す。
テクニック:

優:開脚跳びの行い方を完璧に理解し、助走から両足で踏み切り、足を左右に完璧に開いて着手し、跳び越えて安定して着地できる。
良:開脚跳びの行い方を理解し、助走から両足で踏み切り、足を左右に開いて着手し、跳び越えて安定して着地できる。
可:開脚跳びの行い方を理解し、助走から両足で踏み切り、足を左右に開いて着手し、跳び越えて着地するが、技術に改善の余地がある。
この調整されたルーブリックでは、各評価項目の尺度がより具体的で、生徒のパフォーマンスを細かく評価できるようになりました。着地の安定性、ジャンプの高さ、テクニックの差異が明確に示されています。

このままだと優、良、可の違いが分かりにくいですね。まず学級にはとべない子もいて当然なので、それも指摘してみましょう。

ここでいつものプロンプトと少し変えて試してみます。

では、作成したルーブリックの「わかりにくい点」や「課題」を提示してください。その後、その課題を改善する形で、ルーブリックを作成してください。

今回は自分で課題を導き出して、それを改善させるというプロンプトを使用してみます。これは、かなり面白くてどんどん具体的でわかりやすいものになっていくので、繰り返すことをお勧めします。

繰り返した結果がこちらになります。


まとめ

今日はここまでにします。体育の授業においてルーブリックを作成することは、児童・生徒の評価を迅速かつ公平に行うために重要です。

ChatGPTを活用して効果的に作成しましょう。これにより、体育の授業がより効果的かつ充実したものになることでしょう。

また、ノートのいろいろな方の記事を読んでプロンプトの工夫ももう一段階必要だと感じています。できればアドバイスをいただきたいのでコメントをお願いします。


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