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災害は、画面の中だけのものって思わないでぇ~😰

こんにちは 五月美です

昨日、台湾で大きな地震がありましたね。

建物が倒壊する映像をみて、また、いくつかの記憶が蘇ってしまうほど、同じような映像を今まで何回見てきたんだろう・・・


子供の頃は、大きな地震、津波、ハリケーンは他所の国のお話だとばかり思っていました💦


日本は地震大国と言っても、その頃の私には経験がなかったからです。


当時、地震がやってくると親は

「玄関のドアを開けないと出られなくなる」

と言っていたことを思い出します。


その時は、不思議に思っていたのですが、家が傾いてドアが開かなくなることを意味していたのだと後で知りました。


でも、今は傾くどころか倒壊してしまうほど大きな地震に見舞われてしまうことを身近に感じています。


大人になってから初めて、大きな縦揺れを経験し、何が起こったのか理解できずに、ただ壁が割れ、ガラスで散乱した部屋を呆然と眺めていました。


後に友人は

「戦争が起こったかと思った」

と、その初めて経験する衝撃に、映像でしか見たことのない想像を超えた恐怖を、そう表現した💦


時が過ぎ、各地でたくさんの自然災害が猛威を振るい、とうとうまた私も経験する事になりました。


朝、会社に行き、ちょうど部署がある建屋のドアを開けようとした瞬間に

ドォーーーーン


大きな音が響きましたが、揺れている事に最初は気づかず

え?車がひっくり返った?


振り返ると、防水用に水をたくさん貯めていた水槽から何度も何度も水が揺れ溢れ出していました😨

揺れてる?


周りの叫ぶ声やバタバタしてる状況に、ハッと我に返って地震だと理解ができました。


建屋の階段から泣きながら下りてきた一人のパートさんがいたので大丈夫なことを確認してから

「守衛さんのとこに行って待機してて」

真っ青な彼女は「はい」と言い、守衛さんの元に向かった。


幸いなことに、私は、いつも出勤が早く、私より先に出勤していたのは彼女一人だけでした。


1階は男性社員がバタバタとして、大声が聞こえてきた。

「火が出た」

えぇっ😨


怖かったけど・・・何故か「現場を見ないといけない」という使命にかられたのか・・


私は意を決して二階に上がろうとしていたら、男性社員が下りてきて

「気を付けて」と言った。


いったい現場は、どうなっているのか・・・

「はい」

私は、無我夢中で駆け上がりました。


想像を遙かに超えた惨状を目にして驚きと悲壮感に膝をつきそうになりました。

ありとあらゆる物が倒れ、ガラスの破片が飛び散り、事務所は足の踏み場がなかったんです😱

「めちゃくちゃ・・・」

とにかく、現状を把握しないと!!


上司もやってきて、ある程度の状況確認をしてから私たちも守衛さんの元に向かうことにしましたが、ふと休憩室を見た時に、大きな整理棚が倒れていることに気づきました。

え?


あの、倒れていた場所って、〇〇さんがいつも朝に座ってる場所だ😨

そう、さっき泣きながら下りてきたパートさんです💦

「危なかった・・」


途中で何人ものパートさんと出会い戻るように促しました。


私たちは、守衛さんの元に行くと、続々と出勤してくるパートさんに待機するように大声で呼びかけ回りました。


「こっち、こっち!!」

「待機場所はここって決まってるやんかぁーー」


初めて聞く顔をするパートさんたち😅


しかし、もともと、避難訓練は毎年行われていましたが、いざ災難が降りかかった時に結局どうしていいのか咄嗟の判断ができずに、さっさと建屋に向かおうとするパートさんたちもいて大変だったことを身に染みて思い出しました。

災害があれば待機場所は、守衛さんがいる場所と決めていたのに・・・


ですが、私自身も「火が出た」と聞いても現場が気になって二階へと行ってしまっていた😔


テレビの映像で非難したものの、自分の家が気になって、危険地帯に足を踏み入れる人達を見て

危ないのに・・・


そう思ってたはずなのに、自分も同じ行動をとってしまっていたんです。


幸いにも、火は大したことがなかったと後に聞きましたが、それは結果論であって、目にしていたわけではありません💦


毎年、いろんな災害を想定して、リーダーが書類を作成し、安全確保や被害状況などを報告する訓練が行われていますが


あ、またこの時期がやってきた💦

「報告書を作成しないとなぁ~」って安易に考え、まるで他人事のように頭には入ってなかった事が悔まれました。


棚が倒れて、もし、あの時にパートさんに怪我でもあったらと思うと後悔しても、しきれないです😔

また、そのパートさんに、その時の状況を聞いたところ、揺れた時にすぐ移動したことで助かったとのこと。


ですが、彼女は、なぜか1度着替えた制服から、また着替え直して荷物をしっかり手にしてから下に行ったようでした💦

一人のパートさんは電車に閉じ困られてしまい、完全に電車恐怖症に陥っていた😩


その後、建屋から雨漏りがしたり、まだ他の建屋より数段に新しくキレイだったはずが・・1番の被害を被っていたことが判明しました💦


そのことがあってから、訓練にたいする意識が変わっていきました。

決して、他人事ではありません。


結局、自分事に考えないと、訓練を何回したところで、優先順位がわからず、それぞれが思うままに行動してしまうことがあります。

書類だけでは、意味がありません💦


それからというもの、かなり訓練も厳しくなり普段から頭に入れてないと・・・

「何をしてるのっ!!!」

と上司が度々怒られているのを目にしました😱


そうです

慌ててしまい、いつも書類を見ながら行動をしてると、いざ書類が手元にないと振られた時に答えられずってことになります💦

もちろん、棚なども全て固定して転倒防止対策を行いました!!


経験したこと、また経験するかもしれないことを念頭に入れて災害が起こった時に小さな判断ミスが取返しのつかないことに発展していくんだと肝に銘じておかなければいけないと改めて思いました。

いつか・・ではなく、明日かもしれないってことです。


ですが・・やっぱり気になります。

家が・・・いったい・・どうなっているのか😭

ある程度、落ち着いたらパートさんたちは、安全を確保しながら家に帰ることになりました。

帰宅困難者は、会社の車で電車の動いている最寄りの駅まで送り届けることになり、何台かの車で帰っていきましたが・・・


「あのぉ~💦私も・・」

家の近かった私は、部署の片付けを命じられていました😭

息子たちは独立しており、一人は地震の関係なかった地域で、もう一人は無事を確認できたこと、母親とも連絡は取れており、一人暮らしの私には、うってつけの片付け作業・・・😭


会社がこんなことになっている・・・と言うことは・・

怖い、怖い、怖い💦


任務を終え、案の定、家に帰ると、そこは惨劇だった😱

テレビは倒れ、パソコンの画面は割れていた・・・そこもかしこもグチャグチャ💦

冷蔵庫のドアは開いていて・・何やらポタポタと落ちていました😩

家の片付けに深夜までかかったことは言うまでもありませんでした😭

おしまい


本日のまとめ

「訓練は恒例行事ではなく、災害時の自分を守る為のもの」です

当時は、怪我人がでなかったことが何より不幸中の幸いでした😊

画面の中で見る光景は、いつ、どこで私たちが経験しても不思議ではないことが改めて痛感しました。

訓練は当時、誰もが会社の行事との感覚を持っていたように思います。

それは、自分には起こらないだろうと高を括っていた奢りだったのかもしれません・・

ですが、痛々しい映像を目にすると、自分を守る為、家族、愛する者たちを守る為に必ず備え、頭に入れておかないといけないと深く心に感じました。


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