大学の制服⁉︎オーバーオール
大学は芸大。
美術科と音楽科があり、学校の門を通る生徒を見るとどちらか服装で直ぐ解る程差がありました。
当時、音楽科は、フリルが付いた、シフォン素材の服が多く、フレアスカートをフワフワ揺らしながら登校していました。
対して、美術科といえば、ジーンズがメイン!
酷い人は汚れもあります。
大学に慣れてきた頃は、『オーバーオール』が流行りました。
制服の様にみんな『オーバーオール』を着ていました。
私も御多分に洩れず、着ていました。
「デザイン科」というのは、「絵画科」と違って、あまり汚れません。
「絵画科」は油絵の具でどんな服も色鮮やかに汚れています。が、「デザイン科」は基本水彩絵の具なので、色が残っても薄く、ブルージーンズだと良くわからない汚れで済みます。
それで、着替えもせずに街に繰り出しても大丈夫なのです。
ただ、『オーバーオール』の弱点は、“トイレ”で、何度も和式便器(学校はまだ和式でした)に前ポケットの中身を落としてまっていた事です💦
肩紐も落として濡らした事もあります。
これは、洋式トイレも注意ですよね。
(洋式で油断して、前ポケットに入れていたリップクリームを落として、隣の個室に転がしてしまった事も、、、泣)
トイレに行く時は、気を抜かず、用心しながら行かなければなりませんでした。
それでクラスでもトイレでの『オーバーオール』の脱ぎ方論議をしたほどです。
その後、クラスのファッションリーダーの子が、「『つなぎ』をみんな、買わない⁉️」
と言ってきました。
なんでもカラーが色々あって、工場からわけてもらうので安く買えるとのこと。
仲の良いクラスでしたから、みんな『つなぎ』を買う事にしました。
『つなぎ』はカラーが色々で、一気にクラスが華やかになりました。
私は、モスグリーンを選んだので、ちょっと自衛隊っぽく、渋くなりましたが、うちのクラスは結束力が増しました。
ま、トイレ問題は、『つなぎ』でも起こるのですが、、、
余談ですが、
その『つなぎ』を購入した時、サイズが大きかったので、どうしようと思っていたら、叔母が
使っていないミシンをあげるというので、友達から車を手配して、昔の箱型の50kg以上はあるであろうミシンを我が家に運び込んだのですが、いざ、縫おうとしたら、カタンカタンと1cmくらい縫ったところで動かなくなってしまいました。
仕方なく、ミシン屋を呼んだのですが、長らく使用していなかったミシンはミシン屋さんでもお手上げで、廃棄物になっていました。
ミシンなどは、時折り動かさないとダメらしいです💧
重たいミシンを処分するのにまた、大変な労力と貴重なお金を使った思い出があります。
その後、どうにか友達にミシンを借りて縫う事ができました。
我がクラスは、みんな同じ様な服装をしていたのですが、他のクラスでは、冬、オーバーオールに綿入れを着て授業に出る輩がいて、流石に
教授から「綿入れ着用禁止」令が出ていました。
言っておきますが、全て、女子生徒の話です❗️