城島(きじま) ジャズイン
1987年でした。大分のクリエイティブメンバーの友だちに誘われて、夏の大イベント、「城島ジャズイン」に行くことになりました。結果、何年間か通う事になったのですが、、、
「別府国際ジャズフェスティバル」と言う名で
別府は何かとジャズが似合う街とされていまし
た。
戦後、進駐軍が別府にいて、ジャズを広めたからと聞いています。
会場の城島高原は、別府でも湯布院との間にある山の中で、遊園地や、ゴルフ場を併設しており、すり鉢状のコンサート会場は、周りに民家もなく昼間から夜まで騒いでいても大丈夫な場所です。夏と言っても、高原なので心地よい気温で楽しめました。
1987年の「城島ジャズイン」は、海外アーティストの「テレンス・ブランチャード+ドナルド・ハリソンクインテット」や、「サリナ・ジョーンズ」を迎えてのJAZZ感がまだ、たっぷりのフェスティバルでした。
その次の年辺りから、その頃流行っていたフュージョンがメインになっていて、正統派のジャズは、少なくなっていきました。
その頃の出演者は、松岡直也、マリーン、阿川泰子、辛島文雄、カシオペア、Tスクエア、マルタ、東京スカパラダイスオーケストラ、渡辺貞夫、小野リサなど、素晴らしい面々でした。
ステージの前の方の人達は、立ちっぱなしで、
よく持つなーという感じでしたが、私たちは、すり鉢の上の方に斜めになりながら陣取り、好き勝手をしていました。
周りの人達もそうです。
網を持ち込み、バーベキューをしたり、コンロに鍋を持ち込み、カレーを作ってきて食べたり。
素晴らしい音楽を聴きながら食べるのは格別です‼️
ちゃんと、売店はあったのですけど、全員を賄える程のものでは無かった記憶があります。
私たちは、(10人程だったのですが)大きな寿司桶に、かき氷用の大きな塊氷を真ん中におき、茹でてビニール袋に入れてきたソーメンで、「箸で回しソーメン流し」をして楽しみました。
ビールを飲んで、つまみを摘みながら最高の音楽を聴き、空き缶を割り箸で叩いてリズムをとって踊ってました。
なんて贅沢な、フェスだったでしょう‼️
ある年、コンサートが終わり、ギチギチに詰め込まれた駐車場から帰ろうしていたのですが、一台、持ち主が現れず、周りの車も、中々帰れませんでした。
仕方がないので、その車が軽自動車だったので、困った人達で抱えてみたら動かせるではないですか!
思いっきり、別の所まで運んでしまいました。
持ち主戻ったらびっくりするよねーなんて言いながら楽しく帰った事がありました。
夏といえば、『城島』‼️
あの頃が、青春でした💕