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育児日記|3m15d 訪問者 と 習い事の話
友人が家に遊びにきた
娘にとって親族以外の人間が長時間滞在したのはこれが初めて。
どんな反応をするかな、と思っていたけど拍子抜けするほど通常運転。なんなら初めての人に抱っこされても笑顔を振り撒く余裕すらある。大物である。
私はこの時、夫が少し寂しそうな顔をしたのを見逃さなかった。
今日来たのは、元々は夫の独身の頃からの友人で、今は共通の友人として家族ぐるみでゆるく繋がっている。
現在は2人の息子を持つ父であり、サッカースクールを立ち上げてコーチをしていることもあって最近の習い事事情にも詳しい。
私たちがいつか通るであろう未来を、出前の寿司をつつきながら話した。
「親の意向で習わせる」のか「やりたいと言ったものをやらせる」のか
悩ましいところである。
後者のほうが理想のようで美しいけれど、幼い頃の移り気な“やりたい”にどこまで付き合う(付き合える)のか、教養としての習い事(水泳、習字など)は必要か、云々。。
子の意欲と親の思惑のバランスが難しいし、何より親である夫婦の意見や熱量が一致していないとこれもまたややこしいことになる。
そして(本人が望まない限り)プロを目指すつもりはないけれど、スポーツもアイドルも受験も就活も、何かと若年化が進む昨今、「早くから何かしたほうがいいのでは」と思う気持ちがないでもない。
スポーツも音楽も大好きな我々夫婦としては、何かしら身体を動かすものや、音楽に興味を持って欲しいと思っているけど、どうだろうか。
その時になったら頭を抱える瞬間もあるのだろうけど、今はただただ、この子が何に目を輝かせるのか、楽しみ。
余談
友人は来てすぐに手を洗い、キッチンカウンターに置いていた除菌アルコールを見つけて「これ使っていい?」と聞いてから手指消毒。さらにそれをお手洗いや食事のあとなどこまめにしてくれた。
それでいて子に不用意に触れることもなく、娘の見える範囲で変顔をしたりしてあやして、抱っこはこちらが勧めたタイミングで、、など終始配慮が感じられてとてもありがたかった。
元はそんなにマメなタイプではない(大失礼)ので、やはり2人も育てるとここまで身のこなしが洗練されるのか…と感激してしまった。
出産祝いに「これから使うだろうから」と奥さんが勧めてくれたブレンダーセットを置いて、颯爽と去っていった。後ろ姿がトムクルーズに見えた。