アリバイを崩しても、「そんなの関係ねぇ」って?
市側は「国土交通省が監修した、区画整理土地評価基準案改訂版で示された手法を採用している(だからこの区画整理事業は適法であり、問題ない)」と建設常任委員会、市議会で説明していました。
この説明の約2か月後、 B市議とC市議は以下のような討論をなさいました。
B市議は「区画整理土地評価基準案~」としていますが、市側は「区画整理土地評価基準案、改訂版、で示された手法」と説明しています。
市側にとって適正さの根拠である、この「区画整理土地評価基準案改定版」ですが、出版は平成24年10月です。
そこで令和5年12月に再度、
「市が土地評価で手法を採用したという「区画整理土地評価基準案改定版」の内容は公開されていないので確認できませんが,この出版年は平成24年10月になっており,「この資料の手法で評価を行ったから本事業は適法である」とはなりえません。事業計画決定は平成11年だからです。
なお,国土交通省は「土地評価は~周辺地域の地価動向や経済・社会情勢を踏まえ,土地の利用価値が的確に反映されているとともに,合理的な説明により~(52頁)」という内容の通知<国都市第三八一号 国土交通省都市・地域整備局長通知,土地区画整理事業運用指針>を公開しています」
といった陳情書を提出しましたが、市側から「版は間違えて説明しましたが、区画整理土地評価基準案の〇ページにこう書いてあります」といった具体的な反論はありませんでした。
B市議は「前の版(昭和53年発行)も改訂版と基本は変わらないものと思われます」と仰い、その具体的な内容には触れませんでした。
(※この12月の建設常任委員会の会議録は、まだ公開されていません。おそらく来月になれば公開されると思います)
市の委員会での発言って、こんなにいい加減なもので容認されるのですね。「版なんかどっちでもいい」と?自分で確認するとなれば、版が違うと困るはずですが、そもそも確認する気が全くないのか。C市議も5月の建設常任委員会では、自分で確認したかのような発言でしたが、やっぱり誰も実物の内容を確認してない?確認してないなら、何が書いてあるかわかりませんよね。
市側による、その内容は国土交通省が公開しているもの
(<国都市第三八一号 国土交通省都市・地域整備局長通知,土地区画整理事業運用指針> https://note.com/jolly_plover845/n/n28592f731ba5 ) ( mlit.go.jp/notice/noticedata/sgml/044/77000138/77000138.html )
と矛盾していて・・・。
市議(委員)さん達は自分ではほとんど何も確認せずに、説明されたとおりに、そのまま鵜呑みにしている状況。市側は「国土交通省監修の~」と権威を使って正しそうな印象を与えてますが、これは怪しさ1000%でしょう?
「どうせ書名とか版とか、具体的な根拠とか気にしないんだから。」と市側に思われていたら、「本当の意味での正確な説明をしなければ」という意識にはなりませんよね。
結局、市側と市議さん達が「問題ない」としている、「計画時点の予定価格でそのまま確定させて保留地を設定したこと」には、正当な根拠が無かったということです。やはり市側にとっては都合のいい、勝手なやり方だったと。
建設常任委員会の市議さん達は、市側に対しても市議どうしでも、何もツッコまず、説明や発言の内容自体はほとんど気にしてないように感じます。この委員会っていうのはカタチだけのもの?(それを言っちゃあオシマイですか?)
選挙のときになると数多く見聞きする
「市民の為に頑張ります!」
って、いったいどういう意味なのでしょうか。