子宮全摘出 退院までと、持参してよかったアイテム
退院までの日々
術後4日目からは、自分でも回復を感じられ、ほぼ自由に過ごせるようになった。
ただ、咳やくしゃみをすると傷が痛むので、腹帯を巻いてお腹を庇って過ごす。
食事も概ね食べられるようになったが、どうもお通じの調子が悪く腹部の膨満感がひどくなってきた。今までお通じで困ったことがほぼないので看護師さんに相談し、酸化マグネシウムを処方してもらった。貧血のため鉄剤も飲んでいるので、余計便秘になってしまったようだ。それに、お腹に力を入れると患部が痛むのである。
お通じはさておき、外傷の様子やお腹のエコーでも順調ということで、予定通り入院10日目で退院することになった。
重い物を持ったり、湯船はまだ入れないのだが、それ以外は割といつも通り過ごせそうだ。
退院当日
朝、わざわざ主治医が挨拶に来てくれた。「帰り、気をつけてね!」と明るい先生である。
同年代ということもあり相談しやすく、いつも力になっていただいた。まだ経過観察もしばらく続くので、引き続きお世話になる。
体重を測ると1.5kgほど減っていたが、摘出物が1kgということで妥当な数値か。
10時ごろ荷物をまとめ、ナースステーションに寄って皆さんにお礼のご挨拶。
会計を済ませてタクシーで自宅へ。限度額適用認定証を事前に提出していたので会計も早かった。
自宅療養
2週間ほど自宅で療養が必要という診断書が出ていたので、家事をしながら過ごした。
最初は少し動いただけでもぐったりしたので、焦らずゆっくり時間をかけるようにした。
自宅でもしばらく便秘に悩まされ、時折酸化マグネシウムに助けてもらった。
今まで下腹が変にぽっこりと出ていたのだが、そういえばぽっこり感が気にならなくなっている。筋腫のぽっこりだったようだ。
仕事の面ではトータルで4週間近く休みを取ったのだが、幸い勤め先には通常の有給休暇のほかに積立有休の制度があり、私はかなりの積立日数を保持していたため特に問題なく休むことができた。
ただ、仕事の内容が対外的にも割と複雑であるため引き継ぎにかなりの時間を要した。
持参してよかったアイテムなど
・ろく助の塩
昆布や椎茸の自然な出汁が加えられた塩。おかゆやご飯が進まないときに、かなり助けられた。
・キュレル ディープモイスチャースプレー
顔から身体まで使える潤いスプレー。乾燥して痒みが出た時や、肌に貼っていたテープを剥がしてガサガサしたとき、顔や髪を含めて全身に使えて万能。逆さにしても噴射できるし、無香料なのも地味に助かる。私は身体に少しアトピーがあるので、シャワー後に振っておくと肌が落ち着く。ふわぁっときめ細かいミストで気持ちが良い。
今も一番大きいサイズを愛用中
・ほぼ水だけのウェットティッシュ
百均や西松屋などで売っている純水99%を謳うタイプ(防腐剤が入るから100%にはできないのである)
私はエタノールに弱い肌質なので、口や指を拭いたり、ついでにその辺を拭いたりもして使い勝手が良い。自宅でも、飼っている猫の耳や口周りのお手入れなど幅広く使用している。
・iPad mini
術後すぐは眩暈がして見ることが出来なかったが、後半は読書、映画、音楽を聴いたりとかなり活躍した。当初MacBookも持参を考えたが、結果的にiPad miniで十分だったと思う。
・ミニトートバッグ
お弁当を入れるようなサイズの小さなトート。
これはnoteやブログで皆さんが便利アイテムとして挙げられていたのを参考に持参した。ノベルティで貰ったものだけれど、スリコや百均でもたくさんあると思う。
鍵やスマホを入れたり、院内の買い物などで部屋から出歩くときに大活躍。
・クリアファイル複数とボールペン
とにかくどんどん書類を渡されるし、記入する書類もたくさんあるので。ファイルは提出用と持ち帰る用に2つあると便利。
一応、印鑑も持参したが使わなかった。
・簡易時計
別記事にも書いたのだけど、病室には時計がないのでダイソーで買ったものを持参。
秒針は音が気になるのでデジタル表示で、アラームを止めるところを押すと画面に一瞬灯りがつくもの。術後の長い夜にあってよかった一品。
・Lightning充電アダプタ
iPadがUSB-C、iPhoneはLightning仕様だが、2種持参するのも面倒なので、USB-Cの先端にセットできるLightningアダプタを購入した。ちなみに私の病室は枕元の近くにコンセントが複数あったので、念の為に持参した延長コードは不要だった。
・その他
タオルや寝巻き、アメニティは病院のレンタルセットにした。1日500円で毎日取り替えてくれるし、荷物も減って便利。質の良いボックスティッシュや歯磨きセットなども付いてきて至れり尽くせり。
ただし肌が弱いので、シャンプーコンディショナーだけは持参したものを使った。
※下着でブラやブラトップ要るかな?と思ったのだけれど、そんな余裕もなく装着しなかった。
病院着のインナーとしてタンクトップやキャミソールを着て、部屋から出る時はアウター感覚でゆったりしたカーディガンを羽織っていた。
結局は行き帰りのタクシーに乗る時しかブラ系を装着しなかった(気になる方もいると思うので、これは私がズボラなだけ)
思いついたら追記します
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