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C007_誕生日から1945年までの年数をすでに生きていた

2024年10月1日 22:09の「つぶやき」に書いたことです。
「それはそうと今日とても愕然とすることがありました。」

皆さんは、西暦何年にお生まれですか。
私は…昭和生まれとだけさせてください。

日本は戦後、高度経済成長を経て、目下、人口減少に抗いながら社会経済構造の再編を余儀なくされています。数年以内に生成AIが「考える」を獲得するとも言われています。資源の無い日本において「人材」こそが資源であると言われた時代が懐かしいです。今の日本はついに観光地化され始めました。ここにも「インバウンド」なるカタカナワードが浸透しました。商品を輸出して現地で購入してもらうのではなく、現地の人々が日本を直接訪れ購入するという流れですが、これほど多くの外国人が日本に訪れた時代はいまだかつて存在しません。この波紋はやがて日本をどのように変化させるのか、誰に予想ができるでしょうか。

2024年は戦後79年に当たる年です。0歳の方が79歳になる年月です。多くの方はそこにだけ注目しているように思います。

そんなことを歩きながら考えていたところ、あることに気づき愕然としたのです。

「私は1945年から38年後に生まれた。つまり、1983年生まれだ。
 その1983年から38年後は2021年。今日は2024年。私は41 
 歳。」

(ちなみに、これは実際の私の年齢とは異なります。話を分かりやすくするために、特定の年数を入れました。)

 生まれた年から今日までの時間の方が、1945年から自分の誕生日までの時間の方が短い。こんな方がたくさんいらっしゃるはずです。

 自分が生まれた瞬間の時代はどんなでしたか。その瞬間から時間は進み続け、今があるわけですが、仮に、時間を逆戻ししたとしたら1945年を超える。

 この事実に触れたとき、みなさんはどんなことを感じますか。

 私はこのことに気づいたとき、愕然としました。そして、私は私たちの世代は一体何をしてきたのだろう、何を残してきたのだろう、何ができたのだろうという恐怖に近い後悔に苛まれたような感覚を覚えました。

 先達が作ってきた繁栄を継承しつつ、それに乗っかっただけの時代。そう思えてならないのです。それはある意味で「良い子」だらけだった時代でした。既成を疑わず、規制に従順な「良い子」です。でも、創造は破壊から始まる。既成概念にとらわれている良い子には決して創造力と想像力は養われない。私たちはあまりにも「良い子」だった気がしてなりません。

 前にも書きましたが、社会にはびこる様々な魅力的なワード。最近気になるのは「隙間バイト」と「リスキリング」、「副業・兼業」という言葉。「隙間バイト」はいわば日雇い労働よりも短い働き方です。瞬発的な雇用が生まれては消える、既成概念にとらわれていてはついていけないスピード感があります。そして「リスキリング」は少し前までは「生涯学習」という言葉で言われていた概念に近い気がします。いずれにしても、学び続けていくという姿勢はとても崇高に思え、好意的です。「副業・兼業」という言葉もよく聞かれるようになりました。複業と言い換えている方もときどきいらっしゃいます。

 こうした新しい流れについて、自分はどう関わるか。つまり、トレンドに乗るのではなく、自分はどうなのかを常に問うてほしいと思います。端的に言えば自己理解を常にしつつ、自分はそれらのトレンドワードをどう捉えるかというプロセスを大事にしてほしい。絶対に良くないのは「みんながそうしているから、きっと良いことなんだろう。」という姿勢です。氷河期のころ、「フリーター」という言葉が人口に膾炙しました。今やその言葉は死語になったように思います。そしてその言葉に代わって定着したのが「非正規」という用語でした。同一労働同一賃金・均衡均等待遇が注目されはじめた現代においては「非正規という言葉を無くす」とさえ言われました。社会が提示する「よさそうなこと」が本当に良いことなのか、情報に触れる際は眉唾物として吟味する自分が常に必要です。いわゆる「情報リテラシー」という言葉で説明ができる内容です。


 いつの時代もその時代その瞬間に生きる人たちは、その時代を「激動の時代」と表現したくなるものですが、今こそまさに「激動の時代」そのものだと思うとき、私に残された時間は本当に限られていて、今後3年、5年、10年を見据えた、躍動的で意図的で組織的(チーム)で創造力と想像力に満ち溢れた時代を作り上げていくために、より一層結束していかなければならないと思っています。

 今いる人全員を大事に、個性を発揮できる雰囲気・環境を作っていきたいと思っています。そのために、私にできることをちゃんとやっていきます。

 
 私もあなたも主役なんです。もっと、「したいこと」を発信していきましょう。そして、「したいこと」×「したいこと」が新しい時代を作っていくはずです。



最後までお読み頂きありがとうございました。

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