入浴介助について*HSP迷子看護師が感じたこと*
「私、○○さん(私)が出勤の日だけお風呂お願いしてたんよ」
看護師5年目で総合病院を退職する際、ある患者さんから言われた言葉。
その患者さんに入浴介助が必要だったのは私が看護師1年目の時で、担当になった日は看護させて頂いていた。
看護師1年目で右も左も分からず必死に毎日の業務と戦う中で、まさか私の看護が必要とされていたなんて驚いた。
特別な事をした記憶もないし、とにかく必死でちゃんと寄り添えた自信もなかった。
それに、正直当時の私は入浴介助の業務にそれほど重きを置いていなかった。
「療養上の世話」より「診療の補助」の技術を習得する事で精一杯になっていたように思う。
最近、派遣の仕事で入浴介助をする機会が多く、ふとその患者さんからの言葉を思い出した。
今まで看護師をする中で、医療行為が苦手でストレスに感じ、何度も看護師を辞めたいと思った。
けれど、入浴介助に関しては苦ではない事に気がついた。
むしろ、気持ち良さそうな嬉しそうな顔を見られることに喜びを感じている。
やはり、気質として合っているのだろうか。
緊迫感がなく、他の人の目が気にならない、タスクがわかりやすくシンプル、役に立てているという実感がある。
反対に医療現場では、緊迫感や緊張感がある、責任が大きくミスがそう許されない、変化に気付き対応する能力が必要。
などなど。
こなせたら格好良いのだけれど。。。
私が選ぶべき道。
悩む日々です。