第74代横綱豊昇龍誕生へ
今日開かれた定例会合で横綱審議委員会は大関豊昇龍を第74代横綱に推薦することを全会一致で決めました。水曜日に開催される番付編成会議と臨時理事会を経て正式に決まるためまだ確定ではありませんが、横綱審議委員会での答申を尊重するとあり過去に横綱審議委員会の推薦を受けて昇進が見送られた例もないため大関豊昇龍の横綱昇進がほぼ確定的となりました。
元々投げの力強さと強靭な足腰とスピード、勝負勘の良さが高い力士でしたが軽量が故に突き押しタイプの力士に圧力負けして引く場面や立ち合いすぐに廻しを求めにいったり強引な投げで墓穴を掘ることも多い力士でした。
しかしここ2場所は気迫や前に出る姿勢が増し、立ち合い厳しくすぐに廻しを求めずに突っ張りを軸に前に出ながら自分の形に持っていくという相撲に進化していました。また強引な投げで墓穴を掘ることも少なくなり、千秋楽などで見せた対応力の高さも光りました。また9日目で3敗という絶望的な状況から優勝を手繰り寄せたのもすごかったです。
第74代横綱としてこれからの活躍も期待しております
直近6場所の大関豊昇龍の成績
令和6年春 11‐4 ※優勝次点
令和6年夏 10-5
令和6年名古屋 9-4-2 ※右内転筋挫傷のため13日目より休場
令和6年秋 8-7
令和6年九州 13-2 ※優勝次点
令和7年初 12-3
※王鵬・金峰山との優勝決定巴戦を制して2回目の幕内最高優勝
6日目に第73代横綱照ノ富士が引退