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春告げ鳥

北海道菓子で有名な六花亭は、
昔々千秋庵というお菓子屋さん。
「山親爺亅という甘い煎餅を売っていて
昔々の人は知っているのかも…
その山親爺煎餅とおなじ煎餅を
六花亭では「郭公の里亅の名で売っている。
お煎とキャラメルの
お煎とは少し違って、、
やや薄い甘めのバター煎餅。
これは北海道の乳製品が主体だからだろう。
北海道の冬は長すぎて
無口になってしまうほどだ。
そのぶん春を待ちわびる思いは
なんぴとも平等である。
東京では
うぐいすが春を告げるが、
私が育った十勝では
カッコウ鳥が告げる。

カッコウ!カッコウーと啼く。

きょうは
同僚の卒業式出席のために
北海道から御家族が上京して
六花亭の郭公の里が入っている
手土産をいただいた。
人の暮らしに
そっと寄り添ってくれる銘菓は
懐かしさと幸せをはこんでくれた!


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