ケーゴのラノベ堂【紹介】りゅうおうのおしごと!
こんにちはケーゴです。今回はりゅうおうのおしごと!という作品をご紹介します。とても個性的で奥深い作品です。ぜひ最後まで読んでください。
既巻17巻 作者白鳥士郎先生 イラストしらび先生の作品です。 画像はGA文庫公式ホームページより
あらすじ
史上4人目の中学生棋士にして史上最年少タイトル保持者の主人公九頭竜八一はタイトル奪取後調子を落として連敗続きでした。しかしあるとき家に帰ると9歳の女の子雛鶴あいが弟子にしてほしいと玄関で待ち構えていました。対局をして見るとあいの将棋の才能は圧倒的で八一も育ててみたいと思いましたがまだ自身は16歳で自分の成績も悪いのに面倒を見ることはできないと一度は断ろうとしましたが、八一の師匠である清滝鋼介に説得を受け春休みの間限定で内弟子として一緒に暮らすこととなりました。あいの将棋に対する情熱は八一の失いかけていた熱いものを取り戻していく
個人的におすすめポイント
本作の題材は将棋です。かなりとっつきにくいイメージを私自身もっていました。まずルールなんて駒の動きくらいしか分からなかったですし、それで楽しめるのかと思っていました。私も友人から教えてもらいこの本を手に取ったのですが本当に面白いです。まず将棋の用語やルールについてはかなり分かりやすく説明がされています。作品の見せ場である対局のシーンは私には難しいのですがどちらが優勢劣勢、どの手が勝敗を分けたかなどはしっかりと理解ができます。将棋という分野に理解がないという方でもぜひ手に取って頂きたい作品です。
これは面白いお話というだけでで作品自体にはあまり関係がないのですがこの本が発売された当初はこんな棋士いないと将棋ファンから叩かれたという過去があります。フィクションですのでそれは当然ではあったのですが将棋界にはある人が登場したことで事態は急変しました。そう藤井聡太棋士の登場です。現実の棋士に戦績で追い抜かれてしまったのです。それで11巻の帯に「現実に負けるな」と書いてあったのはとても面白かったです。
魅力的なキャラたち
ヒロインと呼ばれる立ち位置には雛鶴あい、主人公八一の姉弟子にあたる空銀子、主人公の師匠の娘清滝桂香などがいます。これらのキャラクターの主人公との絡みはとても面白く対局中はとても盛り上がる作品ですがそれ以外のところではギャグ小説のレベルです。またイラストが素晴らしいですね。しらび先生は他にも「86-エイティシックス-」などのイラストを手掛けられています。しらび先生はこのライトノベルがすごいという雑誌のランキングにてイラスト部門で何度も1位に輝かれています。そんなしらび先生の絵はとても魅力的でキャラクターの個性をしっかりと表現されています。巻数を経てさらに魅力的なキャラたちが追加されていくので読んでいて飽きない作品です。
熱い対局
本作の見せ場である対局では「熱い」という単語がよく出てきます。その内容はもはや戦闘シーンを読んでいると言っても良いほど白熱しています。キャラクターごとに悩みや決意がありさまざまな巻でキャラごとに深掘りがされていきます。譲れない思いを持って臨んでいるキャラクターはとても魅力的でかっこいいです。私の言葉足らずで伝わりにくい文になってしまっているのでぜひ読んでみて体験してほしいです。
最後に
私の説明ではすごく対局が熱い作品だと書いてありますが本作品ほぼ半分はギャグです。一巻の冒頭なんて放尿から始まります。上の説明では堅苦しい作品のような文になってしまっていますが気軽に読んでみてほしいです。
今回は以上とさせて頂きます。
ありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?