タイ料理店繁盛記
facebookの「過去の思い出を振り返ってみましょう」ってやつで、今日はいつもより多く上がって来たのを読んでたら、我ながら面白い思い出だったので書いちゃいます。
今日、ウチの店で1番日本語が達者なタイ人おばさんが、
ウチの娘がね、昨日大阪から帰って来てお土産に「アサダシ」買って来たの!
えっ、「朝出し?」なに?朝出しって?
アサダシだよ、あの髭が生えてて可愛いヤツ…
チョッ、チョッ、チョット待って、「髭が生えてて可愛い朝出し」って何なんだよっ!クククク…
えっ、日本語変ですか?
アサダシ…
アレッ?
わかった!じゃあ、その「髭が生えてて可愛いアサダシ」の絵を描いてみ!
と、描かせた絵がコレです。
アサダシじゃなくアザラシのぬいぐるみでした…
カナダ人のキャサリンさん。
言葉があまり通じない多国籍の人が集まると、面白い事が頻繁に起きる…
毎年お盆の期間のランチは、周りの店がお盆休みを取るので、忙しくなる。
今日も店の外まで並ぶ程の大盛況!
そんな中で、新人2人の布陣で挑んだ為、ベテラン5人とコックのヘルプ1人なら、楽勝で回るのが、回らない…
しかも、1人は入って一月もたたない、日本語も少ししか解らないカナダ人のキャサリン…
キャサリンがどれ位日本語が解らないかと言うと、お客様にオーダーを取る時、
「タイ屋台麺の汁あり、汁なしは、どう違うんですか?」
と、お客様に聞かれて
「オ、オイシイデス!オ、オイシイデス!」の一辺倒で押し通ちゃう程だ…
そんなんだから、キャサリンがいる二階がてんてこ舞いで、俺と一階をやってる新人の岩崎君を、二階に行かせ一階を俺1人でやる事に…
1時前になるとお会計ラッシュに突入。
必然的に俺がレジにハマると一階のオーダーとかが取れなくなる…
新規のA5卓のお客様がオーダーを頼んで来たがレジにハマってる俺はオーダーを取りに行けないので、
インカムで「レジにハマってるから岩崎!A5のオーダー!A5のオーダー取りに来てっ!」と俺が頼むと、
何故かキャサリンが二階から猛スピードで降りて来て、一階フロアをキョロキョロと見回してる。
何でキャサリンが降りて来たか不思議に思いつつも、そんな余裕無く、
「キャサリン!A5のオーダー取って!」
一階なんかやった事ないキャサリンは、A5卓が何処だかも解らずキョロキョロしてる…
忙しくてイライラしてる俺は「キャサリン!そこだよっ!そこの席のオーダー取って!早くっ!」と怒鳴るとキャサリンは「ゴ、ゴメンナサイ…ワカリマセン…ガイジンドコデスカ?…」
ガイジン?
何言ってんだよっ!
とにかくそこの席のオーダーを取るんだよっ!
と言うと、「ハ、ハイ、カシコマリマシタ…」と物凄くアタフタしながらやっと取ってくれた…
ランチのラッシュを何とか乗り越え、岩崎に、何であの時お前が降りて来なくてキャサリンが来たんだ?
と聞くと「いや、店長が英語のオーダーを取ってって言ってたから、キャサリンが志願して降りたんです…」と…
A5と英語の勘違いだった…
だからキャサリンはガイジンを一生懸命キョロキョロと探してたのか?
と皆んなで爆笑したのでした…
何時からか憶えてないが、2年に1度ぐらいの頻度で、ボディビル専門誌を立読みする事が趣味になり、
今日も、ホームセンターで、子供達がゲームをしてる間に1人で本屋に行き「IRON MAN」と言うボディビル専門誌を立読みした…
ペラペラページを巡りながら
こいつらどう見てもヒューマンビーンじゃねぇな…
何でこんな事すんのかなぁ?ククク…
と口に出さずニヤニヤしながら見てると、隣から結構キツめの視線を感じ、チラッと見ると、
ムッキムッキのマッチョが俺と同じ本を手にしながら、本を見ずに俺を見てた…
おっかないので逃げた…
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