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制服太郎の昭和テレビ史

今回はテレビ番組スペシャルということでいつもより多く、そして幅広く特集。79年4月、82年4月、83年10月を特集。

まずは79年4月。

タモリ&団しん也

80年代に入ってからタモリは眼帯をやめてサングラスに完全移行したイメージ。

春の新番組

ザ.スーパーガール

プレイガールQ以来3年ぶりとなるお色気アクションシリーズ。これが意外にウケて1年続いた。
続編のミラクルガールは散々な結果に終わり、テレ東お色気アクションシリーズは幕を閉じる。
もしミラクルガールが続いていればテレ東お色気アクションシリーズはまだまだ80年代半ばまで続いたかもしれない。

満員御礼!三波伸介一座

浅草公会堂から中継のてなもんや三度笠以来10年ぶりの髷物コメディー。もちろん澤田隆治作品。
三波扮する坊主と林与一が母を訪ねて3千里の旅に出る珍道中。再び浅草に喜劇の灯を!三波伸介一座が喜劇を目指す若い人の勉強の場になればと意気込むも僅か8回で終わり。当初はもっと続くはずであったが打ち切り。おそらく由利徹の事故が関係していると思われる。
残念ながら翌年には漫才ブームが始まり、喜劇の風潮はすっかり廃れ三波伸介までもが漫才ブーム番組の司会に送り込まれてしまう。

ザ.ロンゲストショー(最終回)

競馬中継とお笑いが組み合わさった変な番組。
なんと漫談家デビュー1年目の綾小路きみまろがツービートと共演。これは凄い!他にもこの時はまだまだ漫才ブーム前夜であり昼の際には演芸番組が乱立していました。やじうま寄席には牧伸二、東八郎、末廣演芸会には三球照代、お笑い大集合には桂子好江、セントルイスといった渋めのメンバー。

8時だョ!全員集合

春なのでアパート物。なぜ春はよくアパート物をやっていたんだろう?後半は無難な夫婦コント。
ヒゲダンスが始まるのはこの年の秋から。しばらくこの時期は無難な感じでした。

道頓堀アワー

なぜ東笑子の名前があるのだろうか?謎だ。
この時期はピンで活動していたという事なのか?
さえずり姉妹解散後は京二笑子結成まで活動をしていなかったようだが同名の他人か?謎は深まる。
しかも関西。チャンバラトリオではなくサムライトリオなのがポイント。

スター㊙︎どっきりテレビ

出たーくだらない低俗番組。

若人あきらが女装してセールスマンをしていたら暴力団が出てきたり松本ちえこが無免許で自転車に乗っているのはアカン!と偽警察に注意されたりするくだらないドッキリ番組。他もツービート、夢之助、東京ロマンチカ、ガッツ石松、こん平らとよく分からないメンバー。

4月だョ!全員集合

豪華メンバー
由利徹&いかりや長介!!

78年秋のスペシャルより。由利徹の合唱隊は見たい
左とん平、伊東四朗、小松政夫の姿も見える。

ドリフ劇場

ドリフの特番多いなぁ〜

兵隊コントが気になる。体操コントの進化形か?

満員御礼!三波伸介一座

記念すべき1回目。
後ろにいるのはコント太平洋かな?

花見騒動の話。銀子の花見に参加したらお家騒動に巻き込まれてしまう話。なお、後続番組としてスタジオコント番組である三波伸介のチャンネルインベーダーが始まるも結局2ヶ月で終わる。

開局1週間のテレビ埼玉!!

これは凄い

にしてもショボい。まぁ開局したばかりだからかもしれないがかなりショボい。83年辺りに吉本系のコメディ番組が始まるまではあまりパッとしない特撮と時代劇ばかりの編成でした。

次は82年3月。この時期から83年にかけてかなりテレビが全体的につまらなくなってきた印象があります。漫才ブームが終わりテレビ全体が元気がなくなってきた感じがする。つまらない無難な特番も増える。

8時だョ!全員集合

ひょうきん族がジワジワと台頭して来る頃。少年少女合唱隊はわんダードックの頃かな?後半コントは原点回帰を図り音楽コント2本で勝負。この翌週から手品コーナーが始まる。またこの翌月を最後にいかりやがギャグ制作を辞めて志村加藤がギャグ制作を請け負うようになる。全員集合が色々変わり始めた時期。

土曜トップスペシャル

見るからに退屈な内容

多忙な三波伸介をこれでもかと言うくらい使い倒す日本テレビに脱帽。ひでぇなぁ… しかしこんなつまらない特番にわざわざ多忙な三波伸介を起用する意味とは。

日曜ビッグスペシャル

漫才ブームが過ぎたせいかメンツがイマイチ。1年前ならゆーとぴあ、春やすこ.けいこ、おぼんこぼん、あらんどろん辺りがいたのに。

ゴールデンワイド劇場

ドリフ映画4作目

まぁこの作品はドリフ映画の中でもワースト3に入る駄作でしたね。1番嫌いなのはツンツン節だよ全員集合。公害問題とか人身売買とかとドリフ映画を組み合わせるとクソつまらん駄作が出来上がる。
高木ブウ(笑)

火曜ワイドスペシャル

なんだこの俳優&落語家しかいない激シブバラエティは!!どうやら森繁の屋根の上のバイオリン弾きの中継、俳優らの浪曲、曲芸みたいのがあったらしいですがこれは流石に見る気が起きない…

お笑いオンステージ

ついに最終回

484回続いたお笑いオンステージも三波伸介一座準備のためにこの年の春で最終回。しかしながら夢叶わず。やはりTVでスターになってしまった故に中々舞台へ行くのは難しかった… せめて日本テレビの出演を笑点だけに抑えていれば一座が実現したのかもしれない。

お次は83年10月。改編期後のつまらない時期。

8時だョ!全員集合

DVD収録回

デブの子はドリフ大爆笑でよくやっていたアレかな?83年2月に合唱隊が終わり後半コント枠が拡大。それに代わる新コーナーがしばらくは生まれませんでしたね。

ぶったまピープー!

半年で終わった短命番組
司会の山本晋也と杉かおり

歌にクイズにトークなど盛りだくさんのバラエティ番組。イッセー尾形、片岡鶴太郎らが出ていました。くりそつオナゴプロレスの実況は古舘伊知郎。

日曜笑待席〜おれの行く道〜レオナルドにゅうす笑〜笑点

良い流れ

何故か8年ぶりに復活し、僅か4ヶ月で終わった謎の演芸番組 日曜笑待席。30分で演芸2本。小朝&牧伸二。演芸マニアなら嬉しいけれど裏番組にはのど自慢、やすきよ笑って日曜日があるため視聴率が悪く終了。おれの行く道はいまだにDVD化されませんね。衛星劇場で再放送されたのをダビングして持っていた気がしますが忘れました。佐山俊二、小松政夫が出ているので録画したはず。笑点はちびっ子大喜利。一応85年くらいまでは続いていました。メンバーは忘れた。誰だっけなあ。出てこない。よろずガイダンスはこの回からスタート。初回のテーマは落語家のかくし芸。次第に圓楽が司会になってから落語色の強い笑点になってきましたね。

花王名人劇場

楽屋コントより

レオナルド熊が以前やけに著書で武田鉄矢を絶賛していてどういう事ですか?と思ったのだがこの番組で共演して熊と気が合ったからかと納得。ちなみにああ甲子園は単行本未収録。どんなコントだったんだろうか?

おまけ

はかま満緒が昨年病気で倒れた鳳啓助を心配している記事を書いている。芸人は短命である。
玉川良一の事も心配している。2人とも早逝だった。

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