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2025/02/01 最近、ワクワクした瞬間は?〜子どもの“はじめて”に寄り添う時間〜

2025/02/01


早朝と言っていいものかと思うほど暗い午前4時。
キッチンのカウンターに手帳を広げ、ペンを握る。

まだ薄暗い部屋で私は計画を立てていた。
「2月は、どう過ごそうか?」
毎月のはじまりに、テーマを決める時間。これがあると、日々の小さな選択の積み重ねが、どこか揃う気がする。大切な月末月初の儀式。

カレンダーやメモを見ながら思いあぐねていると長女が持ち帰った授業予定のプリントが目に入った。

「“自分はっけん”の授業?
 赤ちゃんの頃のことを取材するのか…!!」

まだ小さかった頃の長女を思い出す。
ヨチヨチ歩きで近づいてきて、ぎゅっと抱きついてきたあの感触。

「どんな赤ちゃんだったの?」と聞かれたら、なんて答えよう。あどけない笑顔を思い出しながら、ふと、今の長女と重ねてみる。
こうやって少しずつ、自分のことを知っていくんだな。

そんな穏やかな朝の空気が変わるのは、子どもたちが目覚める頃。今朝は特に次女の寝ぼけ眼が愛らしかった。

「家族が1番大好きだなぁ。」

朝、抱っこしながら階段を降りていると、ぽつりとこぼした言葉だった。「そうだね。」と、返した言葉はとてもシンプルだけど、胸の奥がぽわっと温かくなった。こういう瞬間が、日常の中にふいに訪れる。

いつもの土曜日。
でも、発見がいっぱい。


土曜日の習い事はピアノ。二人とも練習曲を1曲ずつ合格。先週のテストの合格を聞いてから、次女も絶好調である。

その後、長女の希望で家族で大型ショッピングモールへ。長女のお目当ては「お文具さん」
とぼけたシンプルな顔がツボらしい。

お文具さん ご存知ですか?



家族の意見が珍しく一致したので、とんかつ屋さんを探しランチ。娘たちはごまをすり潰すのが珍しかったらしく、目を輝かせながら一生懸命すりこぎを使ってすってくれた。

日常のちょっとした「体験」に、子どもたちは何でもこんなに純粋に喜んでくれるんだなと、しみじみ思う。

帰り際に次女のランドセルの試着を。
鏡の前で、肩にかけたり、後ろを振り向いたり。
自分が背負う姿をじっと見つめる次女の顔に、ちょっとしたワクワクが隠しきれずににじみでいる。
「どんな小学生になるのかな?」
そんな未来を想像する時間は、ちょっとした冒険みたいだ。

バレンタインの告白にドキッ!


夕食時に神妙な顔で長女が「ママに大事な相談がある!」との急な宣言。

「今年のバレンタインであげたい人、7人いるの。」

「7人!?」

一瞬驚いたけれど、「じぃじ」や「パパ」も入っていると聞いてホッとした自分がいた。
その場にいた夫も同じ顔をしている。

聞くとあげる相手は、保育園からの仲良しの子たち。
もう5年ほどの付き合いで、ママたちとも仲良くさせてもらっている子ばかり。好き嫌いも、アレルギーもよく知ってるから安心だと思った…その時。

「好き嫌いやアレルギーも知ってるからさ!」と言う長女の言葉に、自分の考えていたこととシンクロしていて驚かされた。

友だちを思いやる気持ちや私が普段気にしてしまうことに気づけるほど、この子は育っているんだなと、こっそり感心した。

イベントごとはそれを口実に感謝を伝えるいい機会だと思っている。そして、食べ物を贈るときに私は「アレルギーと好き嫌い」にとても気をつけていることを彼女は知っているのだ。

誰かを想って準備する時間も、ワクワクのひとつ。
私が好きな時間だと言うこともきっと彼女にはバレバレなのだろう。

“はっけん”は、特別なことじゃない。


寝る前に最近けん玉に憧れ、大きな望遠鏡をのぞいてみたいと夢を語る次女。毎日が少しずつ前に進んでいく。興味関心がどんどん広がる子どもたちを見ていると、自分は停滞してみえてしまうけど。完璧じゃなくていい、私らしい速さで!と言い聞かせてみる。

子どもたちの「はじめて」に寄り添いながら、私も少しずつ成長できたらいいな。ちょっと違う角度で見てみると、思わぬ発見なんてたくさんあるものだ。

「自分を知ること」も、「未来を想像すること」も、「誰かを想うこと」も、どれもワクワクにつながっている。

最近、あなたがワクワクした瞬間はありますか?



冒頭の「大切な月末月初の儀式」については
こちらにまとめています↓

よかったら覗いてみてください。

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MaRu(まる)|早起きを楽しむワーママ     
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