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2025/02/09 淡々と過ごす休日が宝物 〜感謝の思いを重ねて〜
2025/02/09
日曜日の朝。換気のために窓を開けると冷たい風が入り込み、思わず「寒い…」と声に出る。
私は早起き習慣が抜けないけれど、夫や娘たちは、もう少しゆったりとした時間の流れの中にいる。
1階のリビングに降りてきた長女の傍らには、熱心に読みふける「ちはやふる」が置かれている。
まるで彼女の一部のように、いつもそばにある。寝ても覚めても物語の中。目が覚めた瞬間から、眠る前の最後の時間まで。
きっと主人公と一緒に、喜びも悔しさも感じているのだろう。本って不思議。誰かの人生に、そっと寄り添ってくれる。
「ちはやふるって、こんなに日常に溶け込むものだったかしら?」と、ふと笑ってしまうくらい、彼女の片隅にはいつもこの本がある。
そんな朝の静かな時間が、私は好きだ。
家族それぞれの時間を…
午前中は、家族それぞれの時間。
夫は今年初めての草野球の練習へ。
その間に、私は子どもたちと図書館へ出かけた。
長女は何冊も本を抱えて、「これも借りられるかな?」と嬉しそうに聞いてくる。
次女は、今までなら手に取らなかった児童書を持ってきて、「これなら読めそう!」と得意げな顔。その横の本を取って「わぁ、小さい字だ!残念」と悔しそうに戻すことを繰り返している。
こうして少しずつ、読む本が変わっていくこと。
自分の中の「できる」が増えていくこと。
そんな小さな変化を、一緒に喜べるのが嬉しい。
それぞれが好きな本を抱えて、どんな物語と出会えるのかワクワクしながら帰宅した。
午後は、それぞれ自由時間。
長女は週末のお楽しみのゲームタイムを、次女は借りてきた本を開き、夫は勉強と昼寝を満喫している。
私は、せっかくなので次女の隣で読書を。
静かにページをめくりながら、思った。
こういう、なんてことのない日常こそが、実は一番愛おしいのかもしれないと。
ハンバーグの夜、形にする楽しさ
夕暮れ時。
キッチンに娘たちを呼んで、ハンバーグづくり。
「私は星型!」「ハート型作りたい!」
「中にチーズ入れたい!」
形も大きさもバラバラなハンバーグたち。
自由な発想で、どんどん形を作っていく。
でも、そんな不揃いが愛おしい。
小さな手の中で、形を変えていくハンバーグ。
夕食の時間に、みんなで「どれ食べる?」とワイワイ選ぶのもまた楽しい。
「パパには大きいハートね!」と次女に言われた夫は、嬉しさを隠しきれずにニヤけている。
温かな時間だな、と微笑ましく見ていた。
日常という贈りもの
先日、読んだ本の中で、こんな言葉に出会った。
「毎日を淡々と過ごすことが、実は何よりすごいこと」
それぞれの『好き』を大切にできた、この休日の時間。それって、実はとても贅沢なこと。
当たり前は当たり前ではない、今があることに感謝して、大切に過ごそうと改めて肝に銘じた。
特別なことは何もない一日だったかもしれない。
でも、子どもたちと図書館へ行って、ゆっくり本を読んで、ハンバーグを作った。
そんな「ただの日常」の中に、幸せな瞬間はたくさんあった。
「知らなければ素直に学び、やったことがなければ経験を積めばいい」
本の中のこの言葉もまた、私の背中をぐーっと押してくれた。
新しい何かに挑戦したいと思っても、考えすぎて自分の中のブームが去り、結局やらずに終わる。もっとその時の気持ちに素直に手を伸ばしていこう!
淡々と過ごせる日々に、感謝の思いを重ねて。
あなたは、どんな「普通」に満たされていますか?
些細なことでも、きっとそれが「豊かさ」につながっていることに感謝して過ごしていきたいですね。
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最後まで読んでくださってありがとうございます!
明日もまた、小さな気づきを綴ります。ふとした日常の中にある、心がほっとする瞬間を一緒に見つけられたら嬉しいです。では、また!
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