月並みですが
私が小学生の頃、衝撃を受けた作品で今も尚読み直しては感銘を受ける作品があります。
それは東野圭吾先生の「容疑者Xの献身」です。
直木賞受賞作品かつ映像化されている作品なので、知らない方の方が少ないのではないかと思いますが、読んだことがない方は是非読んでみてほしい作品です。
映画の方もとても見応えがあるのであわせて必見なのですが、映画と小説とでは別物と捉えて見ていただくといいかもしれません。
ガリレオシリーズ主人公湯川先生の、これまでにないこれからもない表情がいきいきと描かれ、ミステリーとしても人から人への愛を表現する作品としても秀逸のこの作品。
結末の石神の感情は我々読者に理解できるようなできないような、複雑な想いに対する問いをぶつけられたようで、心がぐしゃぐしゃになります。
人への愛し方には正解、正常はあるのでしょうか?