グループディスカッションで発言できない時に考えること
先日悔しいことがあった。
現在、就活中の私はインターンに時間を使っている。
インターンの1つにGD(グループディスカッション)がある。
4,5人が1つのチームに割り振られ、テーマに対して話し合って結論を導き発表を行う。
先日のインターンはある食品業界のBtoB企業であった。テーマは「パーム油からチョコレート油脂を作るための工程を考える」というものだった。
今回、今まで経験してきたGDと異なる点は、「学校で勉強した知識を使う」という点である。
「蒸留」「晶析」「沸点」「イオン」
見た瞬間、自信を失った。
わかんないや、覚えてないや、専門外だ。
今回のGDの一番の反省は「知識への自信のなさ」が「発言量の少なさ」に強く影響してしまった点である。
なぜ自信を失ってしまったのか。
この人達は私と違って、院生で専門知識があり賢そうだと、想像してしまったのも1つの理由だ。
GDで自分が直接的に活躍できなそうな、こういう状況に陥った時、どうすればいいか。
振り返って考えてみた。
GDで発言できない時の2つの心持ち
こういうときには以下の2つを行うことを心に留めておきたい。
①冷静に状況理解
②自分の役割探し
頭の整理の方法
まず、①冷静に状況理解 について。
頭の使い方の問題である。
少し話がずれるが、私は質問に対する回答がずれることが多々あるらしい。面接のフィードバックをもらった際、求める回答と意図がずれていたというフィードバックをいただいた。緊張していたり、想定外の質問が来ると、質問の理解能力が下がるようだ。個人的な課題である。たしかに、初見の事柄に対して、人よりも理解に時間がかかることは自覚していた。
頭の中で情報整理することがあまり上手くないのだと思う。
どうすれば、冷静にスピーディに理解できるのかについて、以下のように考えた。
・まず理解できないと思ったら、さらっと全体像に目を通す。
・全体像を把握してもなお、分からないと感じたら、分からない部分を抽出するのだ。
分からないというのがどういう状況かというと、分かる部分と分からない部分に分け、分かる部分だけをパズルのようにつなげてもなかなか意図が理解できない状況をいうはずだ。
・分からない部分が抽出できたら、分からない部分の中で、まずどれを理解するか、最初のハードルを決める。(決め方はそこまでこだわらなくていい、直感でも簡単そうなものからでもいい。ただ、抽出した分からない部分が全体のどのくらいの割合を占めてるのかはなんとなく俯瞰しておこう。どれくらい分からないことが残っているのか感じておこう。)
・このハードルを突き詰める。飛び越えるのか、くぐるのか、倒して進むのか、いろいろな方法の中から模索して突き進む。結果として分からないが減って前に進めるのだ。
(このとき、時間があれば、その「分からない」ハードルを分解して、何が分からないのか、どう分からないのか、なぜ分からないのか、分からないと困るのか、必要な知識は何なのかを徹底して考え、解けない問題の原因を突き止めておくことが重要。これに必要な知識を積んでおけば、他の問題にも応用できることがおおいためである。)
このように、
*全体像把握
*分かる・分からないの分離作業
頭が整理できていない自分に気がついたら以上の2点を念頭に置くことを心に決めた。これをトレーニングしておけば、できる・できない・誰に任せるを即座にジャッジできるようになるだろう。
別に貢献できる部分
次に、②自分の役割探し についてだ。
もちろん、その場で状況を理解できれば問題ないかもしれないが、GDの限られた時間ではそう上手くいくとは限らない。
ここで大事なのはどれだけ自己分析ができているかということである。
メインのディスカッションテーマに直接的に貢献することは、他者に任せる。ディスカッションが良い方向へ、結論を導くまでの道のりをサポートする役目など、「別の役割」に徹するのだ。
今回、「ディスカッションテーマのアイデアだしには貢献できない」と判断した。別の役割としては、先に述べたように、ディスカッションを進める役割や自分の得意分野との接点を見つけ貢献する役割などが挙げられる。
もっと具体的に役割を挙げてみた。
・要約する役割(まとめ、再確認)
・質問する役割
・整理する役割(論点確認、情報整理)
・要点を拾って復唱する役割(スペシャリストの発言を取りこぼさない)
・食品やターゲティング経営の知識など、自分が多少なりとも持っている知識をディスカッションテーマがかけ算できる点はないかを考える。
などメインからは外れた別のベクトルで貢献することに全集中することだ。チーム戦なのだから、話し合いが始まる前に、正直に「専門外なので直接的には貢献できる気がしないので、私なりに役割を見つけられるように頑張ります。沢山質問とか確認をするかも知れませんがご了承ください」これぐらい言ってしまっても良いだろう。
まとめ
メンバーがすごそうに見えて不安に思う事もあるかも知れないが、案外想像以上にたいしたことないことがほとんどである。前向きに考えて、その場を楽しもう。自分の恥ずかしさよりも、組織全体としての利益になるはずだと信じて前向きに口を開いてみよう。そういうマインドセットに加えて、先に述べた
①冷静に状況理解 ②自分の役割探し
を自分を落ち着かせる手段として持っておこう。
今回、大反省・超はずかしい思いをしちゃったけど、次のステップへのバネになりました!!
この経験を踏み台にして、次のGDはがんばるぞー!楽しむぞー!おー!!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?